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ミツバチの生態系

●ミツバチの巣(コロニー)は、1匹の女王蜂と、働き蜂、雄蜂の3種類の蜂で構成されています。
●新たな女王蜂が誕生すると、巣では群の分割(分封)が起こり、旧女王蜂は働き蜂を引き連れて、新しい巣を探しに出ます。
この時、女王蜂を護って働き蜂が塊のようになる分封蜂球(ぶんぽうほうきゅう)を作ります。
ただし、巣作りの場所がすぐに見つからない場合、途中で一時的な休憩場所を設けることがあり、2024年4月7日に府中駅の屋根の一角に1万匹の大群が現れ、外に飛び出せずに力尽きて落ち、死んでしまった個体がいたことがニュースになりました。
●働き蜂は、全て受精卵から誕生するメスです。
メスの幼虫は花粉と蜂蜜を食べて育ちますが、働き蜂の頭部から分泌されるローヤルゼリーのみで育てられたメスは交尾産卵能力を持つ女王蜂となります。
女王蜂が事故や寿命などで死んだ場合は、働き蜂が交尾をすることなく、無精卵を産み、すべてオスが誕生し、羽化したオスが他の群れの女王蜂と交尾することで、遺伝子を残そうとするそうです。
●オスは無精卵から誕生し、働き蜂に比べて体と眼が大きいのが特徴です。
巣の中では働き蜂に餌をもらう以外は何もしないことから、雄蜂(おばち)のことを英語で「drone(なまけもの)」と呼びます。
オスは女王蜂と交尾するため、晴天の日を選び、集団で飛び立ち、群れの中へ女王蜂が飛び込んできて交尾を行います。
オスは交尾の際に腹部が破壊されるため交尾後死亡し、女王蜂は巣に帰還し産卵を開始します。
交尾できなかったオスも巣に戻りますが、繁殖期が終わると働き蜂に巣を追い出され死に絶えます。
●女王蜂の寿命は1~3年(最長8年)で、1日1000個の卵を産み続けます。
働き蜂の寿命は最盛期で15~38日、中間期は30~60日、越冬期が140日、オスは21~32日です。
●毒物への耐性は弱く、ショウジョウバエの半分程度しかないことから農薬には非常に弱いことが分かります。
●高い気温への耐性は弱く、地球温暖化の影響による猛暑で蜂が活動しにくくなると、蜂に天敵のダニが寄生しやすくなり、死んでしまうケースやハチの群れを弱らせ蜂群崩壊に導くことがあります。



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