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蜜の採集

ミツバチは蜜源を見つけると巣内の垂直な巣板の上でダンスを行い、仲間に蜜源の方向と距離を伝える高次なコミュニケーション能力があります。
この能力を発見したニコ・ティンバーゲンとコンラート・ローレンツは、1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
蜜源が近い場合には、体を振りながら、左右交互に円形を描く「円形ダンス」を行います。
蜜源が50m以上の遠い場合は、太陽の方向を基準に、蜜現がある方向に尻を振りながら直進して、右回りして元の位置に戻り、尻を振りながら直進して、左回りして元の位置に戻る「8の字ダンス(尻振りダンス)」を繰り返し、方角を示し、直進する時に音をだして距離を伝達します。
1秒間の音で670mです。
つまり巣板上で右手水平方向に向かって尻を振るような8の字を描いた場合、「太陽を左90°に見ながら飛べ」という合図になります。
花粉や水の採集、分封の時に新たな巣の場所決定に際しても、ダンスにより情報が伝達されます。
蜜を持ち帰った働き蜂は、貯蔵係のハチに蜜を渡しますが、貯蔵係は糖度の高い蜜を優先して受け取り、糖度の低い蜜を持ったハチは待たされます。
こうすることで良い蜜源へ働き蜂を集中させ、効率よく採集します。



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