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どんな病気でも、誰にでも必ず効く特効薬はありません。 しかし、病院の治療や薬のほかに、健康に良い食事をすることで病気を予防することはできます。 春は、冬にたまった老廃物のデトックスに役立つ筍や、花粉などの影響で増加する肌トラブルを予防する苺。 夏は、熱中症を予防するスイカや、夏バテ回復に効果のあるゴーヤやオクラ。 秋は、気温の変化により弱まる免疫力を高める南瓜や、乱れやすい自律神経を整える薩摩芋。 冬は、体を温める白菜や、風邪予防に効果のある長葱や大根。 このように、季節の野菜にはその時季の不調を改善する力があります。 適切な量の旬の食材を毎日食べることは、病気にならない健康な体づくりに非常に役立ちます。 アメリカなど諸外国が予防医学に力を入れているのと異なり、日本では診断と治療に重点を置いており、医学の進歩により長寿国である反面、健康寿命*が短いという点が問題です。 私たちの健康寿命を延ばすためにも、旬の食材から得られる健康効果を有効活用しましょう。 *健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと
癌や心臓病、糖尿病など現代の様々な病気の予防には、ビタミンや食物繊維が豊富な野菜と果物を毎日とることが効果的だと言われています。 また、近年増加している発達障害も、食事との関係性が深いということが分かってきており、セロトニン・GABA・ビタミンなど神経細胞の材料となる栄養素の補完や、発酵食品や食物繊維など腸内環境を整える食品の摂取、血糖値を上げづらい食品の摂取が推奨されています。 しかし現代の日本人は野菜や果物の摂取量が不足しているため、政府は「サプリメントや栄養補助食品ではなく、野菜1日350g、果物1日200gを摂取すること」という基準を設定しました。 糖尿病だから果物を食べない、という方も多くいますが、実は、米国内分泌学会やハーバード公衆衛生大学院の研究によると、果物を皮も芯も含めて丸ごと食べる人は2型糖尿病のリスクが低いことが明らかになっています。 砂糖を使ったお菓子を食べるのではなく、その代わりに適量の果物を丸ごと食べることが糖尿病予防に繋がります。 適切な量の野菜と果物を毎日食べることが、健康を作ります。
食べるタイミングによって逆効果になることもあるので、注意が必要です。 「ベジファースト」「フルーツファースト」と言って、基本的には「食前」に野菜や果物を食べることが推奨されます。 その理由として、 ①食物繊維が胃腸内で糖の吸収を遅らせ、血糖値の急激な上昇を抑える ②生の野菜や果物に含まれる消化酵素が、自分の体内の消化酵素を節約し、胃腸の負担を軽減する 以上の2点が挙げられます。 ただし、葡萄やメロンなどのように甘い果物は、空腹時に食べると血糖値の急上昇を起こすため、「食後」に食べることが必要です。 夕食後だと夜間の血糖値が下がりづらいため、朝食後・昼食後が良いです。 特に糖尿病の方は、甘い果物を空腹時に食べないように注意しましょう。
日本で生まれた「医食同源」という言葉は、病気の治療や予防においては医療も食事も同じ源である、という意味であり、食事の大切さを表しています。 「食」は「人」を「良くする」と書き、食べたもので体・精神・思考は作られています。 質の高い食事は医療費も軽減します。 海外では病気になる前の予防にお金を使いますが、日本では病気になってから支払う医療費にお金を使っています。 医療費が急激に増加している現代日本で、これからは予防医学に力を入れ、毎日の食事に気を遣うことが重要です。 旬の新鮮な野菜や果物は、生命力に満ち溢れており、還元力に優れています。 “栄養素”や“食べるタイミング”を考え、病気の治療や予防のために食事療法を実践するのなら、その食材の質にも拘ってみましょう。 肥料を多く使用した青果は、健康被害が懸念される硝酸態窒素の濃度が非常に高くなります。 青果の酸化・還元の状態を示す酸化還元電位は、「酸化」に偏っている青果が多く存在します。 HIRYUでは、青果物入荷の度に、酸化還元電位、水素イオン濃度指数、放射性物質検査を行い、その測定結果を公開し、還元力が確認された健康効果の期待できる野菜や果物を提供しています。 なお、化学農薬・化学肥料不使用栽培の野菜や果物の傾向として、慣行栽培の農作物よりも腐りにくく、時間経過とともに次第に水分が抜けて枯れていく様子が見受けられることが多くあります。(下写真)
HIRYUでは、地球環境と健康を守るミッション「SAVE THE EARTH」を開始し、その活動のひとつとして、日本で初めて、化学農薬・化学肥料を使わず栽培された青果の硝酸態窒素・放射性物質を測定し、安全が確認された地球環境と健康に配慮した青果を「SAFE GREEN」認証(商標登録申請中 商願2024-20691)する取り組みを始めました。 異常気象や災害による不作、そして原料高騰により、日本の農業は苦しい状況です。 HIRYUでは、化学農薬や化学肥料を使用せずに栽培してくださる日本の生産者を守るため、数の少ない青果や規格外なども含めてできる限り入荷していきます。 【SAFE GREEN認証6つの基準】 ・化学農薬不使用 ・化学肥料不使用 ・硝酸態窒素検査済み ・酸化還元電位検査済み ・水素イオン濃度指数検査済み ・放射性物質検査済み 商品の収益の一部は、HIRYUが賛同する地球環境問題に取り組む団体への活動支援に充てさせて戴いております。 HIRYUの野菜はこちら HIRYUの果物はこちら 秋・冬の野菜と果物 長葱 古くから「風邪を引いたら葱を首に巻け」と言われてきた通り、長葱は生薬としても使われる健康効果の高い野菜です。 最近の研究では、その高い抗ウイルス作用が明らかになってきました。 ポーランドのJagiellonian大学の研究では、長葱に含まれるアリインやイソアリイン、加熱することでそれらが変化して生成されるスルフィド類などの成分には、高い抗菌・抗ウイルス作用が発揮されることが分かっています。 富山大学の研究では、長葱の青い部分の内側にあるヌルヌルしたフルクタンという成分に、免疫力を高め、抗インフルエンザ効果があることが発表されました。 また、メキシコ国立工科大学高等研究センターによる研究でも、フルクタンが腸の免疫細胞に作用し、免疫の反応を調整する役割を果たしていることが明らかになっています。 長葱に多く含まれるアリインやイソアリインという成分は、切ったり口の中で噛むことでアリシン、イソアリシンに変わり、非常に強力な抗菌作用や抗ウイルス作用を発揮します。 また、アリシンやイソアリシンは、加熱することでスルフィド類になり、抗酸化作用や抗炎症作用を発揮します。 インフルエンザに対する効果はもちろん、新型コロナウイルスの流行の際にも長葱の効果は期待されました。 インフルエンザや新型コロナウイルスが蔓延するこれからの季節、旬の長葱を食べることで体調管理を行ってください。 最も効果的な長葱の切り方・加熱方法 アリシンは熱に弱いため、生のまま食べることで最も多く摂取できます。 アリシンを多く作るためには、長葱を軽くつぶす必要があります。 医学博士の平柳要先生の実験結果によると、4cmほどの斜め厚切りにして軽くつぶすことで、最も多くアリシンが作り出されることが分かりました。 これらの成分は揮発しやすいため、逆に細かく刻むと成分が減少してしまうそうです。 斜め厚切りにした長葱は生のまま食べることはできないため、さっと焼くことでアリシンの損失を最小限に抑えながら、加熱することで生成されるスルフィド類を摂取することができます。 ●輪切りをし、切ってすぐに生のまま食べる ●斜め厚切りにして軽く潰してからサッと焼いて食べる 以上の食べ方をすることで、長葱の抗ウイルス作用や抗酸化作用を効果的に摂取することができます。 玉葱 日本の「好きな野菜ランキング(タキイ種苗)」で2020年と2023年に第1位を獲得し、毎年ベスト3に入っている人気の野菜、玉葱(タマネギ)。 栄養や健康効果も高く、「人気」「食卓需要」「健康効果」3拍子揃った野菜です。 約5000年前の古代エジプトから栽培されていたとされ、ピラミッドの壁画にもその存在が描かれています。 古代エジプトでは健康を守るための食材として重宝され、労働者たちの活力源としても使われていました。 玉葱は低カロリーでありながら、ビタミンB群やビタミンC、食物繊維を豊富に含んでいます。 また、玉葱に含まれるアリインやイソアリインという成分は、切ったり口の中で噛むことでアリシン、イソアリシンに変わり、非常に強力な抗菌作用や抗ウイルス作用を発揮します。 アリシンやイソアリシンは、加熱することでスルフィド類になり、抗酸化作用や抗炎症作用を発揮します。 さらに、ケルセチンも豊富に含まれており、これもまた抗酸化作用や抗ウイルス効果を高める要因となっています。 腸活に適した野菜です 健康意識の高まりにより、自らの免疫力を高めるために「腸活」が注目されるようになりました。 免疫細胞のおよそ70%が腸内に集まっており、腸内を整えることで免疫細胞の活性化につながると考えられています。 体に良い善玉菌(プロバイオティクス)を食事から摂り、それを食物繊維やオリゴ糖など(プレバイオティクス)により腸内で育てていくことで、健康な体が作られます。 《プロバイオティクスとは》 腸内で健康に良い働きをする善玉菌を含む食品のことをいいます。 腸内を通過している間は腸内細菌として作用しますが、腸内に定着せず、体外へ便と一緒に排泄されるので、継続的にこれらの食品をとることが重要です。 食品の例:納豆、味噌、醤油、漬け物、ヨーグルトなどの発酵食品 《プレバイオティクスとは》 腸内の微生物を増えやすく、働きやすくするための成分のことをいいます。 ヒトの消化能力では、分解・吸収しにくく、腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を含んだ食品を指します。 継続して摂取することで、自分の腸内細菌を育てることにつながります。 食品の例:玄米、ごぼう、さつまいも、昆布、わかめ、ほうれん草、きのこ類、豆類など食物繊維が豊富な食品 玉葱、ごぼう、キャベツ、とうもろこし、豆類などオリゴ糖が豊富な食品 玉葱に含まれるペクチンは水溶性食物繊維の一種で、腸内でゲル状になり、消化を緩やかにすることで腸内のバランスを整える役割を果たします。 ペクチンは腸内の有害物質を吸着し、排出を促進する働きもあるため、腸内のデトックス効果も期待できます。 また、玉葱に含まれるフラクトオリゴ糖は特に腸内環境の改善効果が高く、腸内で善玉菌を増やす働きが強調されています。 玉葱を発酵食品と一緒に食べると腸内環境の改善に役立ちます。 癌予防に効果があることが知られています 腸内環境の改善だけではなく、玉葱は癌にも効果のある野菜だということが分かってきました。 アメリカ国立癌研究所によって2000万ドルの予算が投じられて研究された「デザイナーフーズ計画」では、癌予防に有効な青果40種類を、効果のある順に上からピラミッド型に並べた「デザイナーフーズピラミッド」が作られています。 そのピラミッドの中で、癌予防に効果がある食材として、玉葱は上位に位置付けられています。 さらに、2017年、カナダ・オンタリオ州のゲルフ大学が、玉葱の「ケルセチン」という成分に大腸癌細胞を減少させる力があると発表しました。 ケルセチンは、特に玉葱の皮に多く含まれており、抗酸化力が強いことで知られています。 皮には可食部の20~30倍ものケルセチンが含まれているので、野菜のヘタや皮などから作る出汁「ベジブロス」や、「玉葱の皮茶」にして皮も活用してみてください。 人参 野菜の中でもトップクラスのカロテン含有量を誇る人参は、『カロテン』という栄養素の名前の由来にもなりました(人参の英語名“carrot”から)。 人参のβカロテンは体内でビタミンAに変換され、病気や老化を防ぐ強い抗酸化作用を発揮します。 人参100gを食べることで、成人の1日分のビタミンAを摂取できます。 癌患者の食事療法でも多く食べられており、1929年に誕生した「ゲルソン療法」で有名な人参ジュースもそのひとつです。 また、アメリカの国立癌研究所が、癌予防に効果があると考えられる約40種類の食品を、効果が期待できる順に上からピラミッド型に並べた「デザイナーフーズ・ピラミッド」でも、人参は頂点のグループに属しています。 その他、ルテインというカロテノイドは目の健康を守り、特に加齢による黄斑変性症の予防に効果的です。 高血圧を予防するカリウムや、免疫を高め美肌を作るビタミンC、骨の健康をサポートするビタミンK、腸内環境を整える食物繊維なども豊富に含んでいます。 大根 大根は、秋から冬にかけて旬を迎える野菜で、1月7日に食べられる『七草がゆ』の春の七草の一つとして『すずしろ』の名でも知られています。 根の部分(白い部分)は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。 葉に近い部分ほど甘く、先端部分にいくほど辛味が強くなるため、葉に近い部分はサラダなど生食に、先端部部分は薬味や漬物に最適です。 咳や喉の痛みに効果があります 古くから、大根は咳や喉の痛みに対して有効と言われてきました。 特に、はちみつ大根は昔から家庭で親しまれてきた自然療法の一つです。 その理由は、大根の辛味成分であるイソチオシアネートというファイトケミカルです。 この成分には抗炎症作用や抗菌作用があり、喉の炎症を和らげてくれます。 また、気道を広げて呼吸を楽にする作用もあるため、咳の緩和に役立ちます。 2024年10月現在、マイコプラズマ肺炎の患者数が過去最多となっており、咳が止まらないという人が多くいます。 マイコプラズマ肺炎の原因は細菌ですが、強い喉の痛みや咳の緩和に食事療法の一つとして大根を使ってみてください。 体に有益な成分が豊富です ビタミンCや葉酸、カリウム、食物繊維などの栄養が豊富な大根は、それら栄養素の他にも体に有益な成分が多い野菜です。 辛味成分のイソチオシアネートは、体内の解毒酵素の働きを高め、抗酸化力を強化することで、癌細胞の増殖を抑える効果があることが知られています。 さらに、免疫力の向上、抗菌・殺菌作用、動脈硬化の予防、デトックス作用、抗炎症作用、ダイエット効果などがあるとされ、健康維持に貢献します。 また、消化酵素のアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼは、炭水化物、タンパク質、脂肪の消化を助け、胃腸の負担を軽減する役割を果たします。 これにより、消化不良や胃もたれを防ぎ、胃腸の健康をサポートします。特に、大根おろしとして食べると、これらの酵素がより活発に働くため、消化促進に効果的です。 蕪 古くから日本で食べられてきた蕪(かぶ)は、「日本書紀」にも登場し、春の七草「スズナ」としてもよく知られています。 年に2回、3月~5月の春と10月~12月頃の秋冬に旬を迎えます。 大根と同じく、根の部分(白い部分)は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。 葉も捨てずに調理にお使いください 蕪の葉には、βカロテンやビタミンC、ビタミンEなどが豊富なため、病気や老化の原因となる“体の酸化”を防ぎます。 骨を強化するカルシウムと、カルシウムを骨に吸着させるビタミンKも含まれているため、骨の健康に役立ちます。 ビタミンKが不足すると、骨密度の低下につながるため、特に閉経後の女性にはすすんで食べて頂きたい野菜です。 ただし、大根の葉や小松菜と比較すると、カルシウム量やビタミンKの含有量は少し劣ります。 蕪の根の部分にはビタミンCや食物繊維、カリウムが豊富に含まれています。 消化酵素のアミラーゼが多いため、消化を助け、胃もたれや胸やけなどの症状を改善します。 また、辛味成分であるイソチオシアネートは大根よりも少ないため、味が優しいだけでなく、胃腸にも負担が少ない優しい野菜です。 小松菜 東京の小松川周辺を発祥とする、江戸時代から栽培されてきた葉野菜で、冬が旬であることから『冬菜』とも呼ばれます。 小松川地区に鷹狩に訪れた江戸幕府8代将軍 徳川吉宗が、香取神社で食事をした際、この青菜の入ったすまし汁を大変気に入り、神社のある地名から「小松菜」と名付けました。 クセがなく食べやすい味わいで、現在も関東地方の雑煮には欠かせない食材です。 カルシウム含有量はトップクラスです 小松菜は栄養価が非常に高い葉野菜で、特にカルシウム、鉄分、ビタミンCを豊富に含んでいます。 中でも注目すべきはカルシウムの含有量で、同じ重量あたりでは牛乳よりも多く、ほうれんそうの約3〜4倍に相当します。 このため、骨の健康をサポートしたい方やカルシウム不足が気になる方におすすめです。 また、鉄分も多く含まれており、貧血予防にも役立ちます。 さらに、ビタミンCは加熱しても比較的失われにくく、風邪予防や免疫力向上にも効果が期待できます。 小松菜の商品ページはこちら 小松菜のRECIPEはこちら 馬鈴薯 [男爵] 日本の「好きな野菜ランキング(タキイ種苗)」で毎年ベスト3に入る人気の野菜、馬鈴薯(ジャガイモ)。 様々な料理に使われ、他の野菜よりも長期保存できる、家庭の常備野菜です。 馬鈴薯には99品種が登録されており、その中で日本を代表する優良品種とされているのが「男爵」です。 球~扁球で、皮色はやや濃い白黄色で、果肉は白く、煮崩れしやすく、ホクホクした食感が特徴です。 粉ふき芋、マッシュポテト、ポテトサラダ、コロッケに向いています。 皮を剥いて調理される方が殆どですが、皮には栄養が豊富にあり、芋の味わいをもたらしてくれます。 品種ごとの特性を活かして、キタアカリ、メークイン、男爵などを料理によって使い分けるのもオススメ。 馬鈴薯好きの方は、ぜひ食べ比べてみてください。 ※一般的には「ジャガイモ」と呼ばれていますが、HIRYUでは、江戸時代から呼ばれており現在も農林水産省や農業協同組合の正式呼称である「馬鈴薯(ばれいしょ)」という呼び名で販売しています。 食物繊維やビタミンCが豊富です フランスでは、豊富な栄養を含むリンゴに例えて「大地のリンゴ」と呼ばれている馬鈴薯。 食物繊維が豊富な食品と言えばゴボウやサツマイモが有名ですが、100gあたりの食物繊維量を比較すると、実は馬鈴薯の方が多く含まれています。 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をどちらも豊富に含み、コレステロール値や血圧を下げ、腸内環境を整えてくれます。 また、風邪予防や美肌効果、癌治療にも点滴として利用されているビタミンCが豊富です。 蒸し馬鈴薯1個(皮なし・100g)中のビタミンC含有量は11mgと、それほど多くないように感じますが、馬鈴薯に含まれるビタミンCはデンプンに囲まれているため、分解を防ぎ、効率よく摂取することができます。 特に、皮ごと茹でるとビタミンCを多く残すことが出来ます。 その他、体内のナトリウムを排出して高血圧を予防するカリウムや、健康な髪や肌、内臓を作ってくれるビタミンB6なども豊富に含んでいます。 炭水化物が豊富なためカロリーが高いかと思われますが、白米やサツマイモよりも低カロリーで、ヘルシーな主食としても役立ちます。 皮には鉄分を多く含むため、農薬・肥料不使用の馬鈴薯は、皮ごとお使いください。 ただし、皮の緑色に変色している部分や芽の部分は有毒のため、しっかり取り除きましょう。 馬鈴薯は人々の命をつないできました 18世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパの人口増加の要因にもなったと言われている馬鈴薯。 荒れた土地でも強く育ち、生産性が高く、飢饉などの食糧難を支える救世主でした。 日本でも、江戸時代に九州から馬鈴薯を取り寄せて栽培を広めた山梨県の甲府代官、中井清太夫のおかげで、「天明の飢饉」「天保の飢饉」の際には関東甲信越の多くの人々の命が救われたと言います。 江戸時代後期の蘭学者、高野長英は、1836年に「救荒二物考」という書物の中で、飢饉に対応できる“宝”として、蕎麦と馬鈴薯を推奨しています。 南瓜 日本で栽培されている南瓜は、大きく「日本南瓜」、「西洋南瓜」、「ペポ南瓜」の3種類に分けられます。 日本で主に流通しているのは西洋南瓜。 粉質でホクホクとした肉質で甘味もあり、様々な料理に使われる南瓜です。 ビタミンA、C、Eがすべて豊富に含まれている抗酸化作用の強い南瓜は、HIRYU推奨の野菜です。 南瓜のビタミンAは、正確にはβカロテンが体内で必要量だけビタミンAに変わるプロビタミンAであるため、過剰摂取の心配はありません。 食べやすく栄養豊富な南瓜は、赤ちゃんや妊娠中の女性、高齢者まで、様々な方におすすめの健康野菜です。 野菜の中でもトップクラスの栄養!「ビタミンACE(エース)」がそろっています ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEの3つがバランスよく豊富に含まれている野菜は多くありません。 南瓜のほかには赤ピーマン、ケール、ブロッコリーなどがありますが、様々な調理法で日常的に食べられる点で南瓜が特に優れています。 ビタミンACEがそろうと、それぞれの持つ抗酸化力が相乗効果で強まり、強力な抗酸化作用を発揮します。 その強い抗酸化力により、ウイルスや細菌の活動を抑制し、癌などの生活習慣病の予防、アンチエイジングなどの効果が期待されます。 また、南瓜にはビタミンACEのほかにも葉酸やカリウム、食物繊維も豊富に含まれており、妊娠中の胎児の正常な成長、貧血、高血圧、便秘などにも効果があります。 糖尿病や癌にも有効という研究結果もある、体に良い野菜です。 酸化した体を元に戻す「還元力」が非常に高い野菜です 老化や病気を促進させる「酸化」と、酸化の反対を意味する「還元」。 現代の日本人は、体が錆びている=酸化していると言われるようになりました。 食療食学を大切にするHIRYUでは、体を還元する食生活が必須であると考え、すべての青果の“還元力”を測定しています。 酸化させる力と還元させる力との差は、電圧(mV)で測定することができます。 これを酸化還元電位(Oxidation-reduction Potential)、略してORPといいます。 電圧値がプラスになるほど、酸化物質が多いことを意味します。 反対に、電圧値がマイナスになるほど、還元物質が多いことを意味します。 例えば、水道水の場合、ORPは+500~700mVあり、酸化物質が非常に多く含まれています。 健康の基準値となる血液のORPは+250mV以下です。 血液を酸化させない為には+250mVを上回らない還元力のある食事が健康の秘訣です。 南瓜は他の野菜と比べてORPが特に低い野菜であり、今まで測定した食品の中でトップクラスの還元力を記録しています。 還元力の強い南瓜を食べて、老化や病気を改善しましょう。 南瓜の種、捨てていませんか? 安心して食べられる無農薬の南瓜の種。 捨てるのはもったいないほど栄養が豊富です。 特にオメガ-3脂肪酸やオメガ-6脂肪酸などの健康的な脂肪やマグネシウムは、心臓や心血管の健康に役立ちます。 免疫機能をサポートしてくれる亜鉛や、腸内環境を整える食物繊維も豊富です。。 スプーンで種を取り除き、水気を取った後、オーブンで軽くローストすると香ばしさが増し、スナックとして楽しめます。 お好みで塩やスパイスを振りかけてみてください。 このローストした種を刻んでサラダなどのトッピングにするのもおすすめです。 南瓜の商品ページはこちら 南瓜の切り方・RECIPEはこちら 八つ頭 年末になると店頭に並び始める、里芋に似た高級な芋「八つ頭(やつがしら)」。 親芋から分かれた小さな子芋を収穫する里芋に対し、八つ頭はゴツゴツと大きくなった親芋自体を収穫します。 まれに、「八つ子」と呼ばれる分球した孫芋ができます。 里芋よりもクリーミーでホクホクした食感の八つ頭は、おせち料理には欠かせない縁起物の食材です。 里芋よりも栄養豊富な芋です 里芋よりも豊富な栄養を含んでおり、特にカルシウムは里芋の4倍も含まれています。 その他、ビタミンB6、葉酸、カリウム、銅、マンガン、リン、炭水化物なども里芋と比べて多いのが特徴です。 ケール 「野菜の王様」と呼ばれるケールは、キャベツやブロッコリーの原種として知られる、栄養価の高い野菜です。 近年ではスーパーフードとして人気を誇り、青汁の原料としても広まりました。 野生の原種に近いため、葉はしっかりと丈夫で少し固めです。 一般的なケールは生で食べると苦味を感じますが、HIRYUで扱うカリーノケールという品種は苦味や青臭さがなく、生でもおいしく食べられる品種です。 栄養価トップクラスの「野菜の王様」 ケールは豊富な栄養素をバランス良く含んでいる緑黄色野菜です。 ケールから品種改良された淡色野菜のキャベツと比較すると、βカロテンはキャベツの120倍、カルシウムは5倍、カリウムは2倍、マグネシウムは3倍、鉄は3倍、葉酸は2倍、ビタミンCは2倍、ビタミンEは24倍、食物繊維は2倍です。(文部科学省:食品成分データベースより) 病気や老化の原因となる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用か強く、癌や糖尿病などの生活習慣病や、アンチエイジングに役立ちます。 安眠を促すメラトニンが豊富です ケールには100gあたり約4,200ngという豊富なメラトニンが含まれています。 メラトニンは、体内時計の調整や睡眠の質向上に役立つホルモン物質であり、自然に睡眠を誘導し、寝付きを良くしてくれます。 食べ物にはほとんど含まれていない成分で、ほかに含まれている食品としては、さくらんぼに1,350ng、オーツ麦に180ng、お米100ng、トマト34ng(すべて100gあたり)・・・などがありますが、ケールの含有量とは比べ物になりません。 不眠や中途覚醒などで睡眠の質を良くしたい方は、ケールを摂取することで安眠効果が得られます。 ケールの商品ページはこちら レモン 1年中スーパーに並んでいるイメージのあるレモンですが、その多くは海外産のレモンです。 輸入レモンなどの柑橘は、輸送期間や保存中のカビや傷みを防ぐため、「ポストハーベスト農薬」と呼ばれる薬剤のお風呂に収穫後の果実を丸ごと浸けられ、さらにそれを落ちないようにするためワックスでコーティングされています。 柑橘の生産国や日本国内では禁止されている農薬・防カビ剤を、日本への輸入時に大量に使用されていることは、多くの人々に危険視されています。 果皮をむいて食べたとしても、ポストハーベストは果肉にまで浸透しているという報告もあります。 癌や不妊、新型コロナウイルスなどに立ち向かうために、食事療法としてレモンを食べている方も多く、特に皮ごと使うことの多いレモンは「国産」「無農薬」にこだわる方が増えました。 HIRYUでも、国産の無農薬レモンは、年間を通して最も売れるフルーツとなっています。 レモンは、癌や新型コロナウイルスに有効です 風邪だけではなく、癌の治療薬としても「超高濃度ビタミンC点滴療法」に使われているビタミンC。 2005年には、「ビタミンCは正常な細胞に影響を与えず、癌細胞だけを殺す、副作用のほとんどない理想的な抗癌剤である」という研究結果が発表されています。 癌の食事療法として有名な「ゲルソン療法」でも、無農薬の人参+レモン+りんごのジュースを飲むことが推奨されています。 また、最近では上海市で「新型コロナウイルスには高濃度ビタミンC点滴療法を推奨する」という報告が提出されました。 「ビタミンCと言えばレモン!」というほどビタミンCが豊富なレモン。 栄養をしっかり摂るには、果汁だけではなく、レモンを皮ごと食べることが大切です。 レモンは、果皮に豊富な栄養があります 抗ウイルス作用や高コレステロールの抑制などに効果のあるリモニンという成分が、レモン果皮にはレモン果肉の約10倍量も含まれています。 骨粗鬆症に役立つカルシウム、妊娠中の胎児の正常な成長や認知症予防に効果のある葉酸、大腸癌を予防する食物繊維なども、果皮に豊富に含まれています。 また、レモン果皮に多く含まれるビタミンEは、体を酸化のダメージから守るために、ビタミンCと協力し合って抗酸化作用の相乗効果を発揮することが分かっています。 レモンを皮ごと食べることで、抗酸化ビタミンCとEの両方を摂取できるため、相乗効果で抗酸化力が高まります。 このように、レモンは果皮ごと食べることで豊富な栄養を摂取することができます。 レモンの豊富な栄養を活用するために、1年中レモンを使いたいという方は、塩や砂糖、酢などで漬けることで、長期保存することができます。 レモンの商品ページはこちら レモンのRECIPEはこちら 葡萄 [シャインマスカット] 皮ごと食べられて濃厚な甘さが特徴の葡萄(ぶどう)、シャインマスカット。 エネルギー源となる糖質が豊富なシャインマスカットは、脳の活動をサポートし、運動後などの素早い疲労回復に役立ちます。 抗酸化作用のあるビタミンCや高血圧を予防するカリウム、血液の凝固を防ぐビタミンK、腸内環境を整える食物繊維、病気や老化を防ぐポリフェノールなどが豊富です。 皮に含まれているレスベラトロールという成分は、強い抗酸化作用による病気・老化予防のほかに、インスリン感受性を向上させることで糖尿病を予防する可能性が分かってきています。 糖尿病患者が食べても良いのか 果物は、エネルギー量当たりのビタミンCやカリウム、食物繊維の含量が高く、制限された食事でも必要な栄養素が効率よく摂れるため、糖尿病患者の食事療法に有効な食材だとして見直されています。 脳のエネルギー源であるブドウ糖は、その名の通り葡萄(ぶどう)から発見されました。 シャインマスカットを始めとする葡萄は、糖質が多いですが、腸で素早く吸収されて血糖値を上げるブドウ糖と、肝臓に運ばれて緩やかに血糖値に影響する果糖の比率が1:1のため、血糖値の上昇は緩やかになります。 また、ブドウ糖はインスリンの分泌を直接刺激しますが、果糖はインスリンをあまり必要としないため、インスリンの反応も過度に上がりにくく、血糖値の安定が保たれます。 とはいっても林檎やバナナなど果糖の割合が多い果物と比べると葡萄は血糖値が上がりやすいため、食べすぎには注意してください。 また、果糖の過剰摂取は肝臓に負担をかけ、肝脂肪の蓄積(脂肪肝)を引き起こすことがあります。 この脂肪肝がインスリンの効き目を悪くし、結果的にインスリン抵抗性を悪化させる可能性があるため、適正な量を守ることが大切です。 日本糖尿病学会の「糖尿病食事療法のための食品交換表」では、糖尿病患者は1日80kcal分の果物を食べることが推奨されており、マスカットや巨峰などの1日の推奨摂取量は10~15粒と記載されています。 シャインマスカットは糖度と粒の大きさを考慮しても1日7粒~10粒ほどが推奨量です。 「種あり」のシャインマスカット 一般的なシャインマスカットは「皮ごと食べられて種がない」ことを売りにしており、ジベレリン処理を行って種をなくしています。 ジベレリン処理とは、植物ホルモンの薬液に浸すことで果実の成長過程に影響を与えて、人工的に種をなくし粒を大きくする処理のことです。 種がないことで非常に食べやすいことがメリットですが、人工的に種なしにすることへの健康面・安全面への懸念もあります。 ホルモン剤によって種をなくし子孫を残せない果物や、精米により生殖機能である胚芽を取り除いた白米を食べ続けることが、次世代の人間にどう影響するかは不明であり、急激に増えた不妊との関連性を指摘する意見も多く存在しています。 シャインマスカットは、一般的にはそのままパクっとおやつ感覚で食べるためにも種がないように作られていますが、HIRYUでは、農薬や化学肥料はもちろん、ジベレリン処理もしていない貴重なシャインマスカットを入荷しています。 キウイフルーツ [紅妃] 主要な生産国であるニュージーランドの国鳥「キウイバード」と見た目が似ていることから「キウイフルーツ」と名付けられました。 キウイ1個あたり約70〜90mgのビタミンCが含まれており、1個(約100g)で1日の推奨摂取量を上回るほどの量を含んでいます。 1日2個のキウイフルーツを6週間食べ続けると、血しょう中のビタミンC濃度が最大となります。 ビタミンC濃度が高くなるほど免疫がうまく働き、1日2個のキウイフルーツを4週間食べ続けると、免疫細胞の働きが活発になることがわかってきました。 一般的なキウイフルーツの旬(国産:11月~4月、海外産:5月~10月)に先駆け、9月から10月頃に入荷するのは「紅妃(こうひ)」という非常に希少な品種のキウイフルーツです。 完熟すると中央が赤くなる美しい品種で、酸味がほとんどなく甘味が強い、コクのある味わいです。 中央の赤い色の部分は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでいます。 アントシアニンは、抗酸化作用が強く、目の健康や血流の改善、老化防止に役立つと言われています。 果物の中でトップの「栄養素密度」を誇ります 近年、需要が高まっているキウイフルーツ。 果物の消費量が減少しているのに反して、キウイフルーツの消費量は過去10年間で約1.8倍にまで増加しました。 その大きな理由として、「栄養素密度(栄養素充足率)」が果物の中で最も高いことが挙げられます。 栄養素密度とは、同じ量(100g)を食べたときに、タンパク質、食物繊維、カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンC、葉酸・・・など、17種類の栄養素がどのくらい含まれているかを数値化したものです。 数値が高いほど様々な栄養素がバランスよく高密度に含まれていることを表します。 栄養豊富だと言われるバナナやイチゴと比べても、キウイフルーツはダントツの栄養素密度を誇っています。 さらに、約1玉(100g)あたりのエネルギーは51kcalと低カロリーで、血糖値を上げづらい低GI食品でもあります。 こうした情報が知られるにつれ、糖尿病やダイエット中の方、アスリート、高血圧や便秘、免疫力を上げたい方にも食べられるようになりました。 また、美容効果のあるビタミンCやビタミンE、妊娠前や妊娠中の体内に特に必要な葉酸、腸内環境を整えてくれる食物繊維など、女性に嬉しい栄養素も豊富に含んでおり、毎日キウイフルーツを食べるという方も増えています。 「紅妃」はアレルギーの発症リスクが低いキウイです キウイアレルギーの主な原因の一つは、キウイに含まれるタンパク質分解酵素である“アクチニジン”です。 2002年の研究によると、一般的なグリーンキウイと比べて、紅妃(レインボーレッド)はタンパク質分解の指標である“プロテアーゼ活性”が7%以下であり、アクチニジンの含有量が非常に少ないことが示唆されています。 そのため、紅妃はアレルギーの発症リスクは低くなります。 ちなみに、アレルギーでなくても、豊富なアクチニジンはピリピリ・イガイガした感覚の原因となります。 紅妃は、食べた時にピリピリしづらい品種です。 温州蜜柑(うんしゅうみかん) 日本発祥の温州蜜柑は、日本を代表する果物です。 愛媛「日の丸みかん」、和歌山「有田みかん」、静岡「三ヶ日みかん(青島みかん)」、長崎「出島の華」といった、商品名や地域名をつけてブランド化されている蜜柑もすべて温州蜜柑です。 また、温州蜜柑を起源に持つ愛媛「紅まどんな」、愛媛「甘平」、愛媛「せとか」、愛媛「はるか」、愛媛「不知火(デコポン)」などを含めると、100種類以上にのぼり、主に西日本で収穫されています。 基本的には、温州蜜柑は収穫時期によって分類され、9月頃から収穫が始まる品種を「極早生」、10-11月頃に収穫されるものを「早生」、12~1月頃に最盛期を迎えるものを「普通温州」と呼びます。 極早生は果皮が緑色で味は酸味が強め、早生は黄色で甘味と酸味のバランスがよく、普通温州は橙色で甘いのが特徴です。 特筆する温州蜜柑の栄養素「βクリプトキサンチン」 オレンジや夏みかんなどの柑橘には殆ど含まれていない栄養素です。 1998年5月に農水省や京都府立医科大学などの研究により、βクリプトキサンチンにはβカロテンの5倍以上も高い抗酸化力があり、癌の抑制効果があることが確認されています。 その後も、βカロテン、リコピンなど600種類ほどあるカロテノイドの中で唯一、βクリプトキサンチンだけに癌、糖尿病、骨粗鬆症、リウマチの予防効果が認められています。 外国人と比べて日本人の場合、冬になるとβクリプトキサンチンの血中濃度が著しく高くなり、翌年の9月まで血中濃度が高いことが確認されています。 喫煙や飲酒は血中濃度を著しく減少させます。 また肥満の場合も、血中濃度が少ないことが明らかになっています。 βクリプトキサンチンについてはこちら 癌への効果 食事や生活習慣の乱れから発生する活性酸素が、癌の原因となります。 抗酸化力が強いβクリプトキサンチンは、癌細胞の増殖を抑制したり、DNAの傷を修復する働きがあり、特に大腸癌、皮膚癌、 肺癌、肝臓癌、膀胱癌、舌癌、食道癌、子宮頸癌で効果が認められています。 癌についてはこちら 免疫力を高め病原体や毒素を排除 βクリプトキサンチンは体内でビタミンAに変わって、粘膜で病原体や毒素などの異物を排除する免疫物質「IgA抗体」を増やします。 IgA抗体は、母乳にも多く含まれ、赤ちゃんを病原体の感染から守っています。 新型コロナウイルスやインフルエンザなどの予防には粘膜の免疫力を高めることが有効です。 骨粗鬆症への効果 日本人の95%がビタミンD不足であり、4人に1人が骨粗鬆症に罹ります。 痛みなどの自覚症状がなく、気付かないうちに骨が脆くなります。 骨折が原因で寝たきりになってしまうのはこのためです。 βクリプトキサンチンは、骨を破壊する細胞の働きを抑える効果があり、1日3~4個の蜜柑を食べる人は、食べない人と比べて骨粗鬆症の発症リスクが92%も低いという研究結果が報告されています。 骨粗鬆症や骨軟化症についてはこちら 糖尿病への効果 糖尿病には2つの種類があります。 膵臓が血糖値を下げるインスリンを作れなくなる「1型糖尿病」と、インスリンの量が足りなかったり、作用しない「2型糖尿病」です。 糖尿病患者の95%が2型糖尿病です。 2型糖尿病の患者は、βクリプトキサンチンの血中濃度が低く、インスリンが働かない「インスリン抵抗性」状態にあることが分かっています。 また、「三ケ日みかん」で有名な静岡県三ヶ日町での10年間に及ぶ調査では、蜜柑を1日に3~4個食べる人は、食べない人と比べて糖尿病の発症リスクが57%低いことが報告されています。 日本肥満学会でも、糖尿病の発症を引き起こすメタボリックシンドローム*に対して、βクリプトキサンチンが脂肪細胞の肥大を抑制し、予防に期待できることが発表されています。 糖尿病についてはこちら * メタボリックシンドロームとは・・・ 内臓脂肪型の肥満に加え、脂質異常、高血糖、高血圧の中から2つ以上該当している状態のこと。 蜜柑の商品ページはこちら 蜜柑のRECIPEはこちら
古くから「風邪を引いたら葱を首に巻け」と言われてきた通り、長葱は生薬としても使われる健康効果の高い野菜です。 最近の研究では、その高い抗ウイルス作用が明らかになってきました。 ポーランドのJagiellonian大学の研究では、長葱に含まれるアリインやイソアリイン、加熱することでそれらが変化して生成されるスルフィド類などの成分には、高い抗菌・抗ウイルス作用が発揮されることが分かっています。 富山大学の研究では、長葱の青い部分の内側にあるヌルヌルしたフルクタンという成分に、免疫力を高め、抗インフルエンザ効果があることが発表されました。 また、メキシコ国立工科大学高等研究センターによる研究でも、フルクタンが腸の免疫細胞に作用し、免疫の反応を調整する役割を果たしていることが明らかになっています。 長葱に多く含まれるアリインやイソアリインという成分は、切ったり口の中で噛むことでアリシン、イソアリシンに変わり、非常に強力な抗菌作用や抗ウイルス作用を発揮します。 また、アリシンやイソアリシンは、加熱することでスルフィド類になり、抗酸化作用や抗炎症作用を発揮します。 インフルエンザに対する効果はもちろん、新型コロナウイルスの流行の際にも長葱の効果は期待されました。 インフルエンザや新型コロナウイルスが蔓延するこれからの季節、旬の長葱を食べることで体調管理を行ってください。 最も効果的な長葱の切り方・加熱方法 アリシンは熱に弱いため、生のまま食べることで最も多く摂取できます。 アリシンを多く作るためには、長葱を軽くつぶす必要があります。 医学博士の平柳要先生の実験結果によると、4cmほどの斜め厚切りにして軽くつぶすことで、最も多くアリシンが作り出されることが分かりました。 これらの成分は揮発しやすいため、逆に細かく刻むと成分が減少してしまうそうです。 斜め厚切りにした長葱は生のまま食べることはできないため、さっと焼くことでアリシンの損失を最小限に抑えながら、加熱することで生成されるスルフィド類を摂取することができます。 ●輪切りをし、切ってすぐに生のまま食べる ●斜め厚切りにして軽く潰してからサッと焼いて食べる 以上の食べ方をすることで、長葱の抗ウイルス作用や抗酸化作用を効果的に摂取することができます。
日本の「好きな野菜ランキング(タキイ種苗)」で2020年と2023年に第1位を獲得し、毎年ベスト3に入っている人気の野菜、玉葱(タマネギ)。 栄養や健康効果も高く、「人気」「食卓需要」「健康効果」3拍子揃った野菜です。 約5000年前の古代エジプトから栽培されていたとされ、ピラミッドの壁画にもその存在が描かれています。 古代エジプトでは健康を守るための食材として重宝され、労働者たちの活力源としても使われていました。 玉葱は低カロリーでありながら、ビタミンB群やビタミンC、食物繊維を豊富に含んでいます。 また、玉葱に含まれるアリインやイソアリインという成分は、切ったり口の中で噛むことでアリシン、イソアリシンに変わり、非常に強力な抗菌作用や抗ウイルス作用を発揮します。 アリシンやイソアリシンは、加熱することでスルフィド類になり、抗酸化作用や抗炎症作用を発揮します。 さらに、ケルセチンも豊富に含まれており、これもまた抗酸化作用や抗ウイルス効果を高める要因となっています。 腸活に適した野菜です 健康意識の高まりにより、自らの免疫力を高めるために「腸活」が注目されるようになりました。 免疫細胞のおよそ70%が腸内に集まっており、腸内を整えることで免疫細胞の活性化につながると考えられています。 体に良い善玉菌(プロバイオティクス)を食事から摂り、それを食物繊維やオリゴ糖など(プレバイオティクス)により腸内で育てていくことで、健康な体が作られます。 《プロバイオティクスとは》 腸内で健康に良い働きをする善玉菌を含む食品のことをいいます。 腸内を通過している間は腸内細菌として作用しますが、腸内に定着せず、体外へ便と一緒に排泄されるので、継続的にこれらの食品をとることが重要です。 食品の例:納豆、味噌、醤油、漬け物、ヨーグルトなどの発酵食品 《プレバイオティクスとは》 腸内の微生物を増えやすく、働きやすくするための成分のことをいいます。 ヒトの消化能力では、分解・吸収しにくく、腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を含んだ食品を指します。 継続して摂取することで、自分の腸内細菌を育てることにつながります。 食品の例:玄米、ごぼう、さつまいも、昆布、わかめ、ほうれん草、きのこ類、豆類など食物繊維が豊富な食品 玉葱、ごぼう、キャベツ、とうもろこし、豆類などオリゴ糖が豊富な食品 玉葱に含まれるペクチンは水溶性食物繊維の一種で、腸内でゲル状になり、消化を緩やかにすることで腸内のバランスを整える役割を果たします。 ペクチンは腸内の有害物質を吸着し、排出を促進する働きもあるため、腸内のデトックス効果も期待できます。 また、玉葱に含まれるフラクトオリゴ糖は特に腸内環境の改善効果が高く、腸内で善玉菌を増やす働きが強調されています。 玉葱を発酵食品と一緒に食べると腸内環境の改善に役立ちます。 癌予防に効果があることが知られています 腸内環境の改善だけではなく、玉葱は癌にも効果のある野菜だということが分かってきました。 アメリカ国立癌研究所によって2000万ドルの予算が投じられて研究された「デザイナーフーズ計画」では、癌予防に有効な青果40種類を、効果のある順に上からピラミッド型に並べた「デザイナーフーズピラミッド」が作られています。 そのピラミッドの中で、癌予防に効果がある食材として、玉葱は上位に位置付けられています。 さらに、2017年、カナダ・オンタリオ州のゲルフ大学が、玉葱の「ケルセチン」という成分に大腸癌細胞を減少させる力があると発表しました。 ケルセチンは、特に玉葱の皮に多く含まれており、抗酸化力が強いことで知られています。 皮には可食部の20~30倍ものケルセチンが含まれているので、野菜のヘタや皮などから作る出汁「ベジブロス」や、「玉葱の皮茶」にして皮も活用してみてください。
野菜の中でもトップクラスのカロテン含有量を誇る人参は、『カロテン』という栄養素の名前の由来にもなりました(人参の英語名“carrot”から)。 人参のβカロテンは体内でビタミンAに変換され、病気や老化を防ぐ強い抗酸化作用を発揮します。 人参100gを食べることで、成人の1日分のビタミンAを摂取できます。 癌患者の食事療法でも多く食べられており、1929年に誕生した「ゲルソン療法」で有名な人参ジュースもそのひとつです。 また、アメリカの国立癌研究所が、癌予防に効果があると考えられる約40種類の食品を、効果が期待できる順に上からピラミッド型に並べた「デザイナーフーズ・ピラミッド」でも、人参は頂点のグループに属しています。 その他、ルテインというカロテノイドは目の健康を守り、特に加齢による黄斑変性症の予防に効果的です。 高血圧を予防するカリウムや、免疫を高め美肌を作るビタミンC、骨の健康をサポートするビタミンK、腸内環境を整える食物繊維なども豊富に含んでいます。
大根は、秋から冬にかけて旬を迎える野菜で、1月7日に食べられる『七草がゆ』の春の七草の一つとして『すずしろ』の名でも知られています。 根の部分(白い部分)は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。 葉に近い部分ほど甘く、先端部分にいくほど辛味が強くなるため、葉に近い部分はサラダなど生食に、先端部部分は薬味や漬物に最適です。 咳や喉の痛みに効果があります 古くから、大根は咳や喉の痛みに対して有効と言われてきました。 特に、はちみつ大根は昔から家庭で親しまれてきた自然療法の一つです。 その理由は、大根の辛味成分であるイソチオシアネートというファイトケミカルです。 この成分には抗炎症作用や抗菌作用があり、喉の炎症を和らげてくれます。 また、気道を広げて呼吸を楽にする作用もあるため、咳の緩和に役立ちます。 2024年10月現在、マイコプラズマ肺炎の患者数が過去最多となっており、咳が止まらないという人が多くいます。 マイコプラズマ肺炎の原因は細菌ですが、強い喉の痛みや咳の緩和に食事療法の一つとして大根を使ってみてください。 体に有益な成分が豊富です ビタミンCや葉酸、カリウム、食物繊維などの栄養が豊富な大根は、それら栄養素の他にも体に有益な成分が多い野菜です。 辛味成分のイソチオシアネートは、体内の解毒酵素の働きを高め、抗酸化力を強化することで、癌細胞の増殖を抑える効果があることが知られています。 さらに、免疫力の向上、抗菌・殺菌作用、動脈硬化の予防、デトックス作用、抗炎症作用、ダイエット効果などがあるとされ、健康維持に貢献します。 また、消化酵素のアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼは、炭水化物、タンパク質、脂肪の消化を助け、胃腸の負担を軽減する役割を果たします。 これにより、消化不良や胃もたれを防ぎ、胃腸の健康をサポートします。特に、大根おろしとして食べると、これらの酵素がより活発に働くため、消化促進に効果的です。
古くから日本で食べられてきた蕪(かぶ)は、「日本書紀」にも登場し、春の七草「スズナ」としてもよく知られています。 年に2回、3月~5月の春と10月~12月頃の秋冬に旬を迎えます。 大根と同じく、根の部分(白い部分)は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。 葉も捨てずに調理にお使いください 蕪の葉には、βカロテンやビタミンC、ビタミンEなどが豊富なため、病気や老化の原因となる“体の酸化”を防ぎます。 骨を強化するカルシウムと、カルシウムを骨に吸着させるビタミンKも含まれているため、骨の健康に役立ちます。 ビタミンKが不足すると、骨密度の低下につながるため、特に閉経後の女性にはすすんで食べて頂きたい野菜です。 ただし、大根の葉や小松菜と比較すると、カルシウム量やビタミンKの含有量は少し劣ります。 蕪の根の部分にはビタミンCや食物繊維、カリウムが豊富に含まれています。 消化酵素のアミラーゼが多いため、消化を助け、胃もたれや胸やけなどの症状を改善します。 また、辛味成分であるイソチオシアネートは大根よりも少ないため、味が優しいだけでなく、胃腸にも負担が少ない優しい野菜です。
東京の小松川周辺を発祥とする、江戸時代から栽培されてきた葉野菜で、冬が旬であることから『冬菜』とも呼ばれます。 小松川地区に鷹狩に訪れた江戸幕府8代将軍 徳川吉宗が、香取神社で食事をした際、この青菜の入ったすまし汁を大変気に入り、神社のある地名から「小松菜」と名付けました。 クセがなく食べやすい味わいで、現在も関東地方の雑煮には欠かせない食材です。 カルシウム含有量はトップクラスです 小松菜は栄養価が非常に高い葉野菜で、特にカルシウム、鉄分、ビタミンCを豊富に含んでいます。 中でも注目すべきはカルシウムの含有量で、同じ重量あたりでは牛乳よりも多く、ほうれんそうの約3〜4倍に相当します。 このため、骨の健康をサポートしたい方やカルシウム不足が気になる方におすすめです。 また、鉄分も多く含まれており、貧血予防にも役立ちます。 さらに、ビタミンCは加熱しても比較的失われにくく、風邪予防や免疫力向上にも効果が期待できます。 小松菜の商品ページはこちら 小松菜のRECIPEはこちら
日本の「好きな野菜ランキング(タキイ種苗)」で毎年ベスト3に入る人気の野菜、馬鈴薯(ジャガイモ)。 様々な料理に使われ、他の野菜よりも長期保存できる、家庭の常備野菜です。 馬鈴薯には99品種が登録されており、その中で日本を代表する優良品種とされているのが「男爵」です。 球~扁球で、皮色はやや濃い白黄色で、果肉は白く、煮崩れしやすく、ホクホクした食感が特徴です。 粉ふき芋、マッシュポテト、ポテトサラダ、コロッケに向いています。 皮を剥いて調理される方が殆どですが、皮には栄養が豊富にあり、芋の味わいをもたらしてくれます。 品種ごとの特性を活かして、キタアカリ、メークイン、男爵などを料理によって使い分けるのもオススメ。 馬鈴薯好きの方は、ぜひ食べ比べてみてください。 ※一般的には「ジャガイモ」と呼ばれていますが、HIRYUでは、江戸時代から呼ばれており現在も農林水産省や農業協同組合の正式呼称である「馬鈴薯(ばれいしょ)」という呼び名で販売しています。 食物繊維やビタミンCが豊富です フランスでは、豊富な栄養を含むリンゴに例えて「大地のリンゴ」と呼ばれている馬鈴薯。 食物繊維が豊富な食品と言えばゴボウやサツマイモが有名ですが、100gあたりの食物繊維量を比較すると、実は馬鈴薯の方が多く含まれています。 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をどちらも豊富に含み、コレステロール値や血圧を下げ、腸内環境を整えてくれます。 また、風邪予防や美肌効果、癌治療にも点滴として利用されているビタミンCが豊富です。 蒸し馬鈴薯1個(皮なし・100g)中のビタミンC含有量は11mgと、それほど多くないように感じますが、馬鈴薯に含まれるビタミンCはデンプンに囲まれているため、分解を防ぎ、効率よく摂取することができます。 特に、皮ごと茹でるとビタミンCを多く残すことが出来ます。 その他、体内のナトリウムを排出して高血圧を予防するカリウムや、健康な髪や肌、内臓を作ってくれるビタミンB6なども豊富に含んでいます。 炭水化物が豊富なためカロリーが高いかと思われますが、白米やサツマイモよりも低カロリーで、ヘルシーな主食としても役立ちます。 皮には鉄分を多く含むため、農薬・肥料不使用の馬鈴薯は、皮ごとお使いください。 ただし、皮の緑色に変色している部分や芽の部分は有毒のため、しっかり取り除きましょう。 馬鈴薯は人々の命をつないできました 18世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパの人口増加の要因にもなったと言われている馬鈴薯。 荒れた土地でも強く育ち、生産性が高く、飢饉などの食糧難を支える救世主でした。 日本でも、江戸時代に九州から馬鈴薯を取り寄せて栽培を広めた山梨県の甲府代官、中井清太夫のおかげで、「天明の飢饉」「天保の飢饉」の際には関東甲信越の多くの人々の命が救われたと言います。 江戸時代後期の蘭学者、高野長英は、1836年に「救荒二物考」という書物の中で、飢饉に対応できる“宝”として、蕎麦と馬鈴薯を推奨しています。
日本で栽培されている南瓜は、大きく「日本南瓜」、「西洋南瓜」、「ペポ南瓜」の3種類に分けられます。 日本で主に流通しているのは西洋南瓜。 粉質でホクホクとした肉質で甘味もあり、様々な料理に使われる南瓜です。 ビタミンA、C、Eがすべて豊富に含まれている抗酸化作用の強い南瓜は、HIRYU推奨の野菜です。 南瓜のビタミンAは、正確にはβカロテンが体内で必要量だけビタミンAに変わるプロビタミンAであるため、過剰摂取の心配はありません。 食べやすく栄養豊富な南瓜は、赤ちゃんや妊娠中の女性、高齢者まで、様々な方におすすめの健康野菜です。 野菜の中でもトップクラスの栄養!「ビタミンACE(エース)」がそろっています ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEの3つがバランスよく豊富に含まれている野菜は多くありません。 南瓜のほかには赤ピーマン、ケール、ブロッコリーなどがありますが、様々な調理法で日常的に食べられる点で南瓜が特に優れています。 ビタミンACEがそろうと、それぞれの持つ抗酸化力が相乗効果で強まり、強力な抗酸化作用を発揮します。 その強い抗酸化力により、ウイルスや細菌の活動を抑制し、癌などの生活習慣病の予防、アンチエイジングなどの効果が期待されます。 また、南瓜にはビタミンACEのほかにも葉酸やカリウム、食物繊維も豊富に含まれており、妊娠中の胎児の正常な成長、貧血、高血圧、便秘などにも効果があります。 糖尿病や癌にも有効という研究結果もある、体に良い野菜です。 酸化した体を元に戻す「還元力」が非常に高い野菜です 老化や病気を促進させる「酸化」と、酸化の反対を意味する「還元」。 現代の日本人は、体が錆びている=酸化していると言われるようになりました。 食療食学を大切にするHIRYUでは、体を還元する食生活が必須であると考え、すべての青果の“還元力”を測定しています。 酸化させる力と還元させる力との差は、電圧(mV)で測定することができます。 これを酸化還元電位(Oxidation-reduction Potential)、略してORPといいます。 電圧値がプラスになるほど、酸化物質が多いことを意味します。 反対に、電圧値がマイナスになるほど、還元物質が多いことを意味します。 例えば、水道水の場合、ORPは+500~700mVあり、酸化物質が非常に多く含まれています。 健康の基準値となる血液のORPは+250mV以下です。 血液を酸化させない為には+250mVを上回らない還元力のある食事が健康の秘訣です。 南瓜は他の野菜と比べてORPが特に低い野菜であり、今まで測定した食品の中でトップクラスの還元力を記録しています。 還元力の強い南瓜を食べて、老化や病気を改善しましょう。 南瓜の種、捨てていませんか? 安心して食べられる無農薬の南瓜の種。 捨てるのはもったいないほど栄養が豊富です。 特にオメガ-3脂肪酸やオメガ-6脂肪酸などの健康的な脂肪やマグネシウムは、心臓や心血管の健康に役立ちます。 免疫機能をサポートしてくれる亜鉛や、腸内環境を整える食物繊維も豊富です。。 スプーンで種を取り除き、水気を取った後、オーブンで軽くローストすると香ばしさが増し、スナックとして楽しめます。 お好みで塩やスパイスを振りかけてみてください。 このローストした種を刻んでサラダなどのトッピングにするのもおすすめです。 南瓜の商品ページはこちら 南瓜の切り方・RECIPEはこちら
年末になると店頭に並び始める、里芋に似た高級な芋「八つ頭(やつがしら)」。 親芋から分かれた小さな子芋を収穫する里芋に対し、八つ頭はゴツゴツと大きくなった親芋自体を収穫します。 まれに、「八つ子」と呼ばれる分球した孫芋ができます。 里芋よりもクリーミーでホクホクした食感の八つ頭は、おせち料理には欠かせない縁起物の食材です。 里芋よりも栄養豊富な芋です 里芋よりも豊富な栄養を含んでおり、特にカルシウムは里芋の4倍も含まれています。 その他、ビタミンB6、葉酸、カリウム、銅、マンガン、リン、炭水化物なども里芋と比べて多いのが特徴です。
「野菜の王様」と呼ばれるケールは、キャベツやブロッコリーの原種として知られる、栄養価の高い野菜です。 近年ではスーパーフードとして人気を誇り、青汁の原料としても広まりました。 野生の原種に近いため、葉はしっかりと丈夫で少し固めです。 一般的なケールは生で食べると苦味を感じますが、HIRYUで扱うカリーノケールという品種は苦味や青臭さがなく、生でもおいしく食べられる品種です。 栄養価トップクラスの「野菜の王様」 ケールは豊富な栄養素をバランス良く含んでいる緑黄色野菜です。 ケールから品種改良された淡色野菜のキャベツと比較すると、βカロテンはキャベツの120倍、カルシウムは5倍、カリウムは2倍、マグネシウムは3倍、鉄は3倍、葉酸は2倍、ビタミンCは2倍、ビタミンEは24倍、食物繊維は2倍です。(文部科学省:食品成分データベースより) 病気や老化の原因となる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用か強く、癌や糖尿病などの生活習慣病や、アンチエイジングに役立ちます。 安眠を促すメラトニンが豊富です ケールには100gあたり約4,200ngという豊富なメラトニンが含まれています。 メラトニンは、体内時計の調整や睡眠の質向上に役立つホルモン物質であり、自然に睡眠を誘導し、寝付きを良くしてくれます。 食べ物にはほとんど含まれていない成分で、ほかに含まれている食品としては、さくらんぼに1,350ng、オーツ麦に180ng、お米100ng、トマト34ng(すべて100gあたり)・・・などがありますが、ケールの含有量とは比べ物になりません。 不眠や中途覚醒などで睡眠の質を良くしたい方は、ケールを摂取することで安眠効果が得られます。 ケールの商品ページはこちら
1年中スーパーに並んでいるイメージのあるレモンですが、その多くは海外産のレモンです。 輸入レモンなどの柑橘は、輸送期間や保存中のカビや傷みを防ぐため、「ポストハーベスト農薬」と呼ばれる薬剤のお風呂に収穫後の果実を丸ごと浸けられ、さらにそれを落ちないようにするためワックスでコーティングされています。 柑橘の生産国や日本国内では禁止されている農薬・防カビ剤を、日本への輸入時に大量に使用されていることは、多くの人々に危険視されています。 果皮をむいて食べたとしても、ポストハーベストは果肉にまで浸透しているという報告もあります。 癌や不妊、新型コロナウイルスなどに立ち向かうために、食事療法としてレモンを食べている方も多く、特に皮ごと使うことの多いレモンは「国産」「無農薬」にこだわる方が増えました。 HIRYUでも、国産の無農薬レモンは、年間を通して最も売れるフルーツとなっています。 レモンは、癌や新型コロナウイルスに有効です 風邪だけではなく、癌の治療薬としても「超高濃度ビタミンC点滴療法」に使われているビタミンC。 2005年には、「ビタミンCは正常な細胞に影響を与えず、癌細胞だけを殺す、副作用のほとんどない理想的な抗癌剤である」という研究結果が発表されています。 癌の食事療法として有名な「ゲルソン療法」でも、無農薬の人参+レモン+りんごのジュースを飲むことが推奨されています。 また、最近では上海市で「新型コロナウイルスには高濃度ビタミンC点滴療法を推奨する」という報告が提出されました。 「ビタミンCと言えばレモン!」というほどビタミンCが豊富なレモン。 栄養をしっかり摂るには、果汁だけではなく、レモンを皮ごと食べることが大切です。 レモンは、果皮に豊富な栄養があります 抗ウイルス作用や高コレステロールの抑制などに効果のあるリモニンという成分が、レモン果皮にはレモン果肉の約10倍量も含まれています。 骨粗鬆症に役立つカルシウム、妊娠中の胎児の正常な成長や認知症予防に効果のある葉酸、大腸癌を予防する食物繊維なども、果皮に豊富に含まれています。 また、レモン果皮に多く含まれるビタミンEは、体を酸化のダメージから守るために、ビタミンCと協力し合って抗酸化作用の相乗効果を発揮することが分かっています。 レモンを皮ごと食べることで、抗酸化ビタミンCとEの両方を摂取できるため、相乗効果で抗酸化力が高まります。 このように、レモンは果皮ごと食べることで豊富な栄養を摂取することができます。 レモンの豊富な栄養を活用するために、1年中レモンを使いたいという方は、塩や砂糖、酢などで漬けることで、長期保存することができます。 レモンの商品ページはこちら レモンのRECIPEはこちら
皮ごと食べられて濃厚な甘さが特徴の葡萄(ぶどう)、シャインマスカット。 エネルギー源となる糖質が豊富なシャインマスカットは、脳の活動をサポートし、運動後などの素早い疲労回復に役立ちます。 抗酸化作用のあるビタミンCや高血圧を予防するカリウム、血液の凝固を防ぐビタミンK、腸内環境を整える食物繊維、病気や老化を防ぐポリフェノールなどが豊富です。 皮に含まれているレスベラトロールという成分は、強い抗酸化作用による病気・老化予防のほかに、インスリン感受性を向上させることで糖尿病を予防する可能性が分かってきています。 糖尿病患者が食べても良いのか 果物は、エネルギー量当たりのビタミンCやカリウム、食物繊維の含量が高く、制限された食事でも必要な栄養素が効率よく摂れるため、糖尿病患者の食事療法に有効な食材だとして見直されています。 脳のエネルギー源であるブドウ糖は、その名の通り葡萄(ぶどう)から発見されました。 シャインマスカットを始めとする葡萄は、糖質が多いですが、腸で素早く吸収されて血糖値を上げるブドウ糖と、肝臓に運ばれて緩やかに血糖値に影響する果糖の比率が1:1のため、血糖値の上昇は緩やかになります。 また、ブドウ糖はインスリンの分泌を直接刺激しますが、果糖はインスリンをあまり必要としないため、インスリンの反応も過度に上がりにくく、血糖値の安定が保たれます。 とはいっても林檎やバナナなど果糖の割合が多い果物と比べると葡萄は血糖値が上がりやすいため、食べすぎには注意してください。 また、果糖の過剰摂取は肝臓に負担をかけ、肝脂肪の蓄積(脂肪肝)を引き起こすことがあります。 この脂肪肝がインスリンの効き目を悪くし、結果的にインスリン抵抗性を悪化させる可能性があるため、適正な量を守ることが大切です。 日本糖尿病学会の「糖尿病食事療法のための食品交換表」では、糖尿病患者は1日80kcal分の果物を食べることが推奨されており、マスカットや巨峰などの1日の推奨摂取量は10~15粒と記載されています。 シャインマスカットは糖度と粒の大きさを考慮しても1日7粒~10粒ほどが推奨量です。 「種あり」のシャインマスカット 一般的なシャインマスカットは「皮ごと食べられて種がない」ことを売りにしており、ジベレリン処理を行って種をなくしています。 ジベレリン処理とは、植物ホルモンの薬液に浸すことで果実の成長過程に影響を与えて、人工的に種をなくし粒を大きくする処理のことです。 種がないことで非常に食べやすいことがメリットですが、人工的に種なしにすることへの健康面・安全面への懸念もあります。 ホルモン剤によって種をなくし子孫を残せない果物や、精米により生殖機能である胚芽を取り除いた白米を食べ続けることが、次世代の人間にどう影響するかは不明であり、急激に増えた不妊との関連性を指摘する意見も多く存在しています。 シャインマスカットは、一般的にはそのままパクっとおやつ感覚で食べるためにも種がないように作られていますが、HIRYUでは、農薬や化学肥料はもちろん、ジベレリン処理もしていない貴重なシャインマスカットを入荷しています。
主要な生産国であるニュージーランドの国鳥「キウイバード」と見た目が似ていることから「キウイフルーツ」と名付けられました。 キウイ1個あたり約70〜90mgのビタミンCが含まれており、1個(約100g)で1日の推奨摂取量を上回るほどの量を含んでいます。 1日2個のキウイフルーツを6週間食べ続けると、血しょう中のビタミンC濃度が最大となります。 ビタミンC濃度が高くなるほど免疫がうまく働き、1日2個のキウイフルーツを4週間食べ続けると、免疫細胞の働きが活発になることがわかってきました。 一般的なキウイフルーツの旬(国産:11月~4月、海外産:5月~10月)に先駆け、9月から10月頃に入荷するのは「紅妃(こうひ)」という非常に希少な品種のキウイフルーツです。 完熟すると中央が赤くなる美しい品種で、酸味がほとんどなく甘味が強い、コクのある味わいです。 中央の赤い色の部分は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでいます。 アントシアニンは、抗酸化作用が強く、目の健康や血流の改善、老化防止に役立つと言われています。 果物の中でトップの「栄養素密度」を誇ります 近年、需要が高まっているキウイフルーツ。 果物の消費量が減少しているのに反して、キウイフルーツの消費量は過去10年間で約1.8倍にまで増加しました。 その大きな理由として、「栄養素密度(栄養素充足率)」が果物の中で最も高いことが挙げられます。 栄養素密度とは、同じ量(100g)を食べたときに、タンパク質、食物繊維、カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンC、葉酸・・・など、17種類の栄養素がどのくらい含まれているかを数値化したものです。 数値が高いほど様々な栄養素がバランスよく高密度に含まれていることを表します。 栄養豊富だと言われるバナナやイチゴと比べても、キウイフルーツはダントツの栄養素密度を誇っています。 さらに、約1玉(100g)あたりのエネルギーは51kcalと低カロリーで、血糖値を上げづらい低GI食品でもあります。 こうした情報が知られるにつれ、糖尿病やダイエット中の方、アスリート、高血圧や便秘、免疫力を上げたい方にも食べられるようになりました。 また、美容効果のあるビタミンCやビタミンE、妊娠前や妊娠中の体内に特に必要な葉酸、腸内環境を整えてくれる食物繊維など、女性に嬉しい栄養素も豊富に含んでおり、毎日キウイフルーツを食べるという方も増えています。 「紅妃」はアレルギーの発症リスクが低いキウイです キウイアレルギーの主な原因の一つは、キウイに含まれるタンパク質分解酵素である“アクチニジン”です。 2002年の研究によると、一般的なグリーンキウイと比べて、紅妃(レインボーレッド)はタンパク質分解の指標である“プロテアーゼ活性”が7%以下であり、アクチニジンの含有量が非常に少ないことが示唆されています。 そのため、紅妃はアレルギーの発症リスクは低くなります。 ちなみに、アレルギーでなくても、豊富なアクチニジンはピリピリ・イガイガした感覚の原因となります。 紅妃は、食べた時にピリピリしづらい品種です。
日本発祥の温州蜜柑は、日本を代表する果物です。 愛媛「日の丸みかん」、和歌山「有田みかん」、静岡「三ヶ日みかん(青島みかん)」、長崎「出島の華」といった、商品名や地域名をつけてブランド化されている蜜柑もすべて温州蜜柑です。 また、温州蜜柑を起源に持つ愛媛「紅まどんな」、愛媛「甘平」、愛媛「せとか」、愛媛「はるか」、愛媛「不知火(デコポン)」などを含めると、100種類以上にのぼり、主に西日本で収穫されています。 基本的には、温州蜜柑は収穫時期によって分類され、9月頃から収穫が始まる品種を「極早生」、10-11月頃に収穫されるものを「早生」、12~1月頃に最盛期を迎えるものを「普通温州」と呼びます。 極早生は果皮が緑色で味は酸味が強め、早生は黄色で甘味と酸味のバランスがよく、普通温州は橙色で甘いのが特徴です。 特筆する温州蜜柑の栄養素「βクリプトキサンチン」 オレンジや夏みかんなどの柑橘には殆ど含まれていない栄養素です。 1998年5月に農水省や京都府立医科大学などの研究により、βクリプトキサンチンにはβカロテンの5倍以上も高い抗酸化力があり、癌の抑制効果があることが確認されています。 その後も、βカロテン、リコピンなど600種類ほどあるカロテノイドの中で唯一、βクリプトキサンチンだけに癌、糖尿病、骨粗鬆症、リウマチの予防効果が認められています。 外国人と比べて日本人の場合、冬になるとβクリプトキサンチンの血中濃度が著しく高くなり、翌年の9月まで血中濃度が高いことが確認されています。 喫煙や飲酒は血中濃度を著しく減少させます。 また肥満の場合も、血中濃度が少ないことが明らかになっています。 βクリプトキサンチンについてはこちら 癌への効果 食事や生活習慣の乱れから発生する活性酸素が、癌の原因となります。 抗酸化力が強いβクリプトキサンチンは、癌細胞の増殖を抑制したり、DNAの傷を修復する働きがあり、特に大腸癌、皮膚癌、 肺癌、肝臓癌、膀胱癌、舌癌、食道癌、子宮頸癌で効果が認められています。 癌についてはこちら 免疫力を高め病原体や毒素を排除 βクリプトキサンチンは体内でビタミンAに変わって、粘膜で病原体や毒素などの異物を排除する免疫物質「IgA抗体」を増やします。 IgA抗体は、母乳にも多く含まれ、赤ちゃんを病原体の感染から守っています。 新型コロナウイルスやインフルエンザなどの予防には粘膜の免疫力を高めることが有効です。 骨粗鬆症への効果 日本人の95%がビタミンD不足であり、4人に1人が骨粗鬆症に罹ります。 痛みなどの自覚症状がなく、気付かないうちに骨が脆くなります。 骨折が原因で寝たきりになってしまうのはこのためです。 βクリプトキサンチンは、骨を破壊する細胞の働きを抑える効果があり、1日3~4個の蜜柑を食べる人は、食べない人と比べて骨粗鬆症の発症リスクが92%も低いという研究結果が報告されています。 骨粗鬆症や骨軟化症についてはこちら 糖尿病への効果 糖尿病には2つの種類があります。 膵臓が血糖値を下げるインスリンを作れなくなる「1型糖尿病」と、インスリンの量が足りなかったり、作用しない「2型糖尿病」です。 糖尿病患者の95%が2型糖尿病です。 2型糖尿病の患者は、βクリプトキサンチンの血中濃度が低く、インスリンが働かない「インスリン抵抗性」状態にあることが分かっています。 また、「三ケ日みかん」で有名な静岡県三ヶ日町での10年間に及ぶ調査では、蜜柑を1日に3~4個食べる人は、食べない人と比べて糖尿病の発症リスクが57%低いことが報告されています。 日本肥満学会でも、糖尿病の発症を引き起こすメタボリックシンドローム*に対して、βクリプトキサンチンが脂肪細胞の肥大を抑制し、予防に期待できることが発表されています。 糖尿病についてはこちら
日本の国果、柿。 日本と柿の歴史は古く、なんと人類が誕生する前から日本の土地に柿が存在していたことが分かっています。 昔の柿はすべてが渋柿であり、そのままでは食べることができなかったため、生活の知恵と工夫で考え出された方法が「熟柿」と「干し柿」でした。 その後、鎌倉時代には「禅寺丸(ぜんじまる)」という世界最古の甘柿が誕生し、今では富有柿や次郎柿など多くの品種が人気となっていますが、実は糖度16度前後の甘柿に対して渋柿は糖度20度前後と、渋柿の方が高い糖度を持っています。 そのため、渋を抜いた干し柿は、甘味が凝縮されて、糖度がなんと50度前後にもなります。 「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺(ことわざ)があるように、糖度だけでなく栄養価も高い干し柿は、古代の重要な保存食として重宝されていました。 「柿は実も葉もヘタもまるごと使える成人病の薬」とも言われる柿は、ビタミンC、βカロテン、カリウム、タンニンなどの成分を豊富に含んでいます。 柿渋の抗ウイルス効果が注目されています 未熟な渋柿の果実から抽出されたタンニンを主成分とする天然の発酵液「柿渋」。 抗菌・抗ウイルス効果が期待される天然成分であり、古くから日本でさまざまな用途に利用されてきました。 近年の研究では、柿渋の成分がインフルエンザやノロウイルスなどのウイルスに対しても有効である可能性が示唆されており、特に新型コロナウイルスの大流行時には柿渋の効果が期待され、非常に注目されました。 タンニンが高濃度で凝縮されている「柿渋」は、渋味が強く飲みづらいですが、体のことを考えた健康食品として飲用されます。 柿渋が渋すぎて飲めない方は、柿や干し柿を適度に食べることで少しずつタンニンを摂取し、毎日の健康管理に役立てる方法もあります。 食べすぎ注意!柿を食べすぎると「柿胃石」になります 柿は、大人は1日1個、子供なら半分程までが摂取目安です。 それ以上食べると、柿に含まれるタンニンが胃酸と反応し、胃石ができ、腹痛や嘔吐、悪化すると腸閉塞、また消化官に穴が開き、腹膜炎を合併することもあります。 嘔吐などの症状が現れた際は、応急処置として、胃石を溶かすためにコーラが有効です。 多量の砂糖やカフェインが入っているため、飲みすぎには注意してください。 生の柿よりも手軽に食べやすい干し柿も同様です。
林檎の歴史は非常に古く、ギリシャ神話やローマ時代の文献にも登場しています。 日本では平安時代から鎌倉時代頃に、小さな3cmほどの果実をつける「和林檎」が食べられるようになり、広まっていましたが、明治時代に西洋林檎が導入・普及されると、和林檎はほとんど栽培されなくなりました。 現在「林檎」と呼んで一般的に食べられているのは、西洋林檎のことを指します。 皮も果肉も栄養豊富です イギリスでは「1日1個のりんごは医者を遠ざける」とも言われるように、林檎は栄養豊富な果物です。 林檎には、ビタミンCや食物繊維が含まれており、免疫力の向上や腸内環境の改善に役立ちます。 また、ポリフェノールという抗酸化成分も含まれており、老化や生活習慣病の予防が期待されています。 さらに、水分が多く、低カロリーであるため、ヘルシーなおやつとしても人気です。 特に、皮には果肉以上に豊富な栄養素が含まれています。 ポリフェノールや食物繊維は皮に多く含まれており、抗酸化作用や腸内環境の改善効果をさらに高めます。 皮ごと食べることで、りんごの栄養を余すことなく取り入れることができます。 皮ごと食べる場合は、安心な無農薬の林檎を選ぶことがおすすめです。 手軽に食べられるりんごを日々の生活に取り入れて、健康をサポートしましょう。 無農薬林檎の栽培は「絶対不可能」だと言われています 映画「奇跡のリンゴ」でも知られる通り、林檎の無農薬栽培は長い間「絶対不可能」と言われてきました。 林檎は病害虫の影響を受けやすく、通常は多くの農薬に頼らざるを得ない作物です。 日本植物防疫協会による調査においても、農薬を使用せずに栽培した場合、林檎の収穫と収益はほぼ皆無になってしまいました。 しかし、自然環境や土壌の力を活かした独自の栽培方法を追求し、無農薬での栽培を実現した生産者たちがいます。 HIRYUでは、貴重な無農薬の林檎を入荷しています。 林檎の商品ページはこちら 林檎のRECIPEはこちら