カートアイコン
カート
0

現在カート内に商品はございません。

病を己で治す 健康の秘訣は主食を低GI値にすること


はじめに

日本人は昔から米食文化に慣れ親しんできました。
ところが、現代では、日本人の米食離れが叫ばれるようになり、欧米から入ってきた肉食文化が浸透し、高タンパク・高脂質の食事が増えています。
こうした食の欧米化や加工食品の摂取量増加にともない、身体の「糖化」が進行し、循環器系疾患のほか、糖尿病や認知症に悩む方が増加しています。
国内の糖尿病患者と糖尿病予備軍の合計は2000万人、WHOのデータ(Global Health Estimates)によると、世界の死因TOP10の大半が食源病と呼ばれる生活習慣病が占めています。
身体の糖化が関わる病気の推定患者数は世界に約22億人おり、健康上の障害や死亡リスクにさらされています。
その代表例ともいえる糖尿病は、発症すると治癒することはなく、放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、末期には失明したり透析治療が必要となることがあります。
さらに、糖尿病は脳卒中、虚血性心疾患などの心血管疾患の発症・進展を促進することも知られています。
また、認知症との関連性も認められており、認知症はいまや「3型糖尿病」と呼ばれ、脳への障害は、症状が出現する10年以上も前に始まっているとみられています。
身体の糖化は気付かずに進行することが多いため、糖尿病は別名「サイレント・キラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれ、気付いた時には重症化しているケースも少なくありません。
そのため、食後血糖値を測定(モニタリング)することで、現状の食習慣を続けた場合のリスクを把握し、身体を糖化させない食事習慣を確立することがとても重要です。
そこで役に立つのが「血糖上昇指数(GI値:Glycemic Index)」です。
GI値はおもに炭水化物食品に用いられる、食後の血糖上昇の度合いを100までの数字であらわす指標で、GI値が高いほど食後血糖値を上昇させやすく、身体の糖化リスクを伴います。
国際的な分類では、GI値70以上の食品を高GI食品、56~69の食品を中GI食品、55以下の食品を低GI食品と定義しています。
身体の糖化を防ぐ健康の秘訣は、GI値55以下の「低GI食品」を摂ることです。
HIRYUでは、地球環境と健康に貢献する低GI食品として、主食になる発芽酵素玄米御飯、玄米餅シリーズ、玄米麺シリーズ、十割玄蕎麦をはじめ、子どもから大人まで楽しめる玄米煎餅などの食品を開発し、精製された白い炭水化物食品(白米御飯・食パン・うどん・パスタ・白米餅)の代わりに毎日食べることを推奨しています。



世界の死因TOP10の大半は食源病

世界保健機構(WHO)が公表しているGlobal Health Estimatesのデータから世界の死因TOP10を見ると、2000年から2019年にかけて感染症(下気道感染症、新生児の病気、下痢性疾患)による死亡数は衛生強化によって減少している反面、食生活をはじめとする生活習慣の乱れによって罹患する「生活習慣病」と呼ばれる病気(「食源病」と呼ばれることもある)はいずれも増加していることがわかります。
そのうち、赤字で示した病気の原因には、身体の「糖化」が関与していると考えられています。
よって、健康長寿の人生を実現するためには、いかに身体の糖化を防いでいくかが重要なカギを握ります。
具体的に、食後血糖値を上げる炭水化物食品の「質」と食事の摂り方が大きく関与し、「血糖値140 mg/dL以下」「血糖上昇指数(GI値:Glycemic Index、グリセミック・インデックスまたはグライセミック・インデックス)」「低GI食品」が健康を守るキーワードになります。

世界中で増える糖尿病
糖尿病は世界の死因TOP10に入る代表的な病気で、患者数は右肩上がりに増えており、世界の糖尿病人口は2021年時点で5億2900万人に上り、糖尿病有病率は6.1%であることが最新の調査で明らかになっています。
下の図に示すとおり、国内の糖尿病患者及び予備軍は2,000万人いると推計されています。("平成28年国民健康・栄養調査結果の概要" 厚生労働省より)

日本の総人口は約1億2,000万人、20歳以上の成人人口は約1億人、糖尿病発症期となる40代以上の人口は約7700万人、実に成人の10人に8人が40代以上であり、その4人に1人が糖尿病患者または予備軍(健康診断の血液検査でHbA1c測定値が6.0%以上6.5%未満に該当)です。
133ヵ国の2,300人以上の研究者による「世界の疾病負担研究」(GBD)のデータにおいても、世界人口の約30%に相当する22億人に、肥満による健康上の障害や死亡率が高まっているそうです。
糖尿病の原因
多くの原因がありますが、大きな要因としては、「糖分の摂りすぎ」と「喫煙」であり、共に血糖値を上昇させます。
タバコを止めても、中毒性から、口寂しさと血糖値をあげるため、間食を求めるようになります。
血糖値を上げる食品は、炭水化物、糖質、糖類です。

炭水化物・糖質・糖類の違い

【炭水化物とは・・・】糖質と食物繊維が含まれている状態です。

【糖質とは・・・】食物繊維を除いた三糖類以上の多糖類(オリゴ糖、デキストリン、デンプンなど )、糖アルコール(還元麦芽糖水飴、エリスリトール、キシリトール、マルチトールなど)、その他(アセスルファムK、スクラロース 、クエン酸、クエン酸ナトリウムなど)です。

【糖類とは・・・】単糖類(ぶどう糖、果糖など)、二糖類(砂糖、乳糖、麦芽糖など)であり、英語では"sugars"です。
精製されているほど(糖類になるほど)、胃腸に入ると消化・吸収が早いので血糖値は上昇します。
この血糖値を下げる為に膵臓から「インスリン」が分泌されます。
インスリンは食事から得ることができないので、分泌し尽きると病院でインスリンを投与しなければならなくなります。
この状態が糖尿病です。
更に分泌されたインスリンを分解するために「インスリン分解酵素」が分泌されます。
この酵素も食事から得ることができないので、分泌し尽きると脳の異常蛋白質を分解できなくなり、国民の4人に1人が罹ると言われているアルツハイマー型認知症になってしまいます。
消化・吸収が早いのですぐにお腹は空き、飲食を求め、無意識のうちに糖質を欲する糖質依存症となり、タバコ・コカイン・ヘロイン以上の中毒症状をきたします。
燃焼しきれない不要な糖質は一度脂肪に変換され、燃焼させないと肥満となり、糖尿病や癌などあらゆる病気の要因になります。


酒・タバコに続き世界に広がる「砂糖税」
健康の為に「いらない調味料」とまで言われている砂糖は、多くの食材や料理に使われており、特に菓子類や缶コーヒーやジュースなどには非常に多く使われており、ファーストフードのシェイク1杯には、実に110 gもの砂糖が使われています。
体内で一番ブドウ糖を消費する脳でさえ1時間の必要量は5 gです。
瞬時に110 gもの砂糖を摂取すれば、大量のインスリンが分泌されてしまい、こうした食生活を続けていれば、確実に糖尿病やアルツハイマー型認知症になる年齢を早めてしまいます。
こうした背景からWHO(世界保健機関)は、1日の砂糖の摂取量を25 g以内にするように呼びかけ、更に2016年より世界各国に砂糖税導入を促し、イギリスでは中毒性のある砂糖は健康を害するものとして、タバコやアルコールと同じ様に2017年4月より「砂糖税」を導入して以来、アイルランド、ノルウェー、ポルトガル、ベルギー、デンマーク、フィンランド、アメリカ、南アフリカ、エストニア、フィリピンなど22カ国も課税対象とし、更には糖分だけではなく、添加物、ソーダ、ポテトチップスも健康を害する食品として課税している国もあります。
国民の健康リスクを軽減する目的のこうした課税は、今後も広がり、いずれは日本も導入されることが予想されますので、今のうちにこうした食品や喫煙を避けることで、将来の健康と家計の負担を対策すべきです。
現代人の生活は非常に多忙になり、エネルギーとなる主食である炭水化物も低栄養・高カロリーのエナジー食品に依存しています。
少しでも栄養バランスの整った(一物全体)持続性の良いエネルギー(炭水化物)を摂取することが大切です。


白米御飯は血糖値が上がりやすく太りやすい!
精白された「白砂糖」「白い小麦粉」「白米」は、糖分だけになるので「健康によくない」と言われています。
日本人の主食である精白米は「米が白いと書いて粕(かす)」と読む通り、ビタミンやミネラルなど95%の栄養素を失い、殆どの成分がデンプン質です。
デンプンは唾液に含まれている消化酵素(アミラーゼ)によって麦芽糖に分解され、分解できなかったデンプンは十二指腸で膵液によって麦芽糖に分解され、小腸で消化酵素マルターゼによって麦芽糖からブドウ糖に分解され、小腸の毛細血管から吸収され、肝臓で一部は貯蔵多糖グリコーゲンとなり大人で100~120gまで蓄えられ、残りはエネルギーとなり、余分なブドウ糖は脂肪になります。
糖質の1日の必要量は100gです。
白米御飯1膳150gからは55.2g、玄米御飯1膳150gからは51.3gの糖質に変わります。
糖質量を比較するとあまり変わりませんが、血糖値の上昇とエネルギー(腹持ち)の持続性に大きな違いがあります。
これをGI値(グライセミック・インデックス)で比較します。

血糖上昇指数(GI値)とは
GI値とは、食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、ブドウ糖50gを摂取してからの血糖値(血液中のブドウ糖濃度を示す値)を2時間測定し、血糖変動曲線を描くグラフ面積を100%とした場合に被験食品のグラフ面積が何%あるかという数値であり、70以上の食品を高GI食品、56~69の食品を中GI食品、55以下の食品を低GI食品と定義しています。
上のグラフは、主食となる食品のHIRYU実測値になります。
現代人の主食とされる食パン、白米ご飯、白米餅、うどん、ラーメンは精白されているので、デンプン質が多いことから高GI 値になり、太りやすくなります。
更に日本人は、膵臓のβ細胞機能が弱い傾向があり、インスリンを分泌する能力が欧米人の約半分という人もいるので、高GI値の過食が続くと、血糖上昇の度合いに合わせ、ほぼ比例して分泌されるインスリンが枯れてしまい、糖尿病発症の要因となります。
そこでHIRYUでは、主食となる低GI食品の御飯、餅、麺を開発しました。

健康の秘訣は食品を低GI値にすること

HIRYUでは「健康に貢献する低GI値の食品」を開発・販売しています。
十割玄蕎麦「龍の髭」(乾麺)
玄米切餅
発芽玄米切餅
黒玄米切餅
玄米切餅+D
玄米麺
発芽玄米麺
黒玄米麺
玄米麺+D



栄養の殆どがデンプン質である白米に対して、栄養豊富な玄米は、食感や消化に悪いことが欠点でしたが、発芽させることで栄養価を更に良くし、小豆と塩を一緒に高圧で炊飯することで白米御飯の様な食感と美味しさ、そして消化によい「発芽酵素玄米御飯」となります。
白米御飯は高GI88、玄米御飯は高GI77に対して、HIRYU style発芽酵素玄米御飯は、小豆のアミノ酸である「アスパラギン」や「グリシン」などと、玄米のブドウ糖によるアミノカルボニル反応の一種である「メイラード反応」を起こし、褐色物質メラノイジンを生成することで、低GI25を実現しました。(下表参照)

主食となる御飯を玄米に拘るのと同様に、お餅も玄米に拘ることをお勧めします。
御飯となるお米のことを粳米(うるちまい)と言い、餅となるお米のことを糯米(もちごめ)と言います。
粳米(うるちまい)とは
デンプン分子が直鎖のアミロース約20%と分枝鎖のアミロペクチン約80%から成る米。
糯米より粘り気が少ない。
通常の米飯に用いられる。
団子などの材料とする上新粉は、粳米を粉末に加工したものである。
糯米(もちごめ)とは
デンプンにアミロースを含まず、アミロペクチンだけが含まれる米。
糯米のデンプンは調理時に強い粘性を生じるので、餅や強飯に用いられる。
白玉の材料とする白玉粉や和菓子の材料とする寒梅粉は、糯米を粉末に加工したものである。
HIRYUでは、無農薬の糯米でつくった無添加の玄米餅が世の中になかったことから、低GI39の玄米餅、低GI35の発芽玄米餅を開発しました。 世界三大食物アレルギーである、タマゴ(35%)・乳製品(22.3%)・小麦(12.5%)は、全体割合の69.8%を占めており、小麦を主食とする欧米では、小麦のタンパク質であるグルテンが原因によるセリアック病が100人に1人(1%)罹患するまでに増えています。
パスタ、ラーメン、そば、うどんなどあらゆる麺に小麦とタマゴは使われており、戦後に欧米食化する日本でもセリアック病が増え始めています。
HIRYUでは無農薬の玄米とジャガイモで低GI35の玄米麺、低GI38の発芽玄米麺を開発しました。
太さは1mm、3mm、7mmの3種類あるので、料理に合わせて選ぶことができます。
また、殻付きの玄蕎麦と水だけで製麺した無添加の十割蕎麦が存在していなかったことから低GI31の「十割玄蕎麦 龍の髭」を開発、復刻させました。 無農薬栽培の玄米や蕎麦は地球環境に優しく、健康的です。
HIRYUの低GI食品は、地球環境と健康に貢献できる主食です。
是非、皆様の暮らしにお役立て下さい。


GI値やGL値の情報についての注意
GI値は、血液中のブドウ糖濃度を示す血糖値が直接反映されるものなので、総体的な食事をした被験者の血糖値を測定するのが理想です。
しかし、ご家庭でその都度測定するのは不可能なことから、主食となる炭水化物の割合が多い米類・パン類・麺類などに目安となる数値を設定し、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの予防に役立てることを目的としています。
炭水化物含有量が少ない野菜などは、これらと比較するには適当でない事から、GI値×炭水化物量÷100で計算するGL値(グライセミックロード)もありますが、調理方法や複数の食材の組み合わせ、食べる順番でも血糖値は大きく変化しますし、低GI値の食品であっても、摂取量が多ければ血糖値が上昇します。
ブドウ糖と同時に水分を摂取すると小腸へ素早く移動するので血糖値が上昇しやすくなるという問題や、直接吸収されるブドウ糖に対して代謝経路が多く、血液中濃度がブドウ糖の500分の1ほどしかない果糖を始め、ショ糖、麦芽糖、乳糖などブドウ糖に変換されない糖質や脂質がGI値やGL値に対象とされていないこと、運動量や代謝速度の違い、そして何より数値はガイドラインであり本人の測定数値ではないことなどありますので、 情報が拡散されているGI値の一覧表を見る時は、必ず引用元はどこなのか、人種や食品の性質が違う海外データではないかなど、よく確認する必要があります。



TOP