アスリートはなぜグルテンフリー?
私は小麦粉を使いません。理由はパフォーマンスが上がらないからです。
大谷翔平や朝倉未来も同様の理由でグルテンフリーです。
セリアック病患者が増えたこともあり、最近グルテンフリーの人が増えています。
欧米人の100人に1人が発症しており、欧米食化している日本でも増えています。
セリアック病とは、小麦に含まれるタンパク質「グルテン」に対する遺伝性の自己免疫疾患です。
グルテン摂取により、免疫系がグルテンを異物とみなし、それに対する抗体を産生します。
この抗体が小腸の粘膜を攻撃し、栄養素を吸収する役割を持つ「絨毛(じゅうもう)」と呼ばれる突起が平坦になることで、栄養素の吸収が阻害されます。
消化器症状としては、下痢、腹部膨満、強い悪臭のする便、ガスなど。
全身症状としては、体重減少、栄養障害、貧血、骨粗しょう症、疲労感、関節痛、口内炎、皮膚症状など。
子どもの場合は、成長不良、低身長などの発達障害。
診断は、血液検査と小腸の生検が行われます。
血液検査では、グルテン摂取時に生成される抗体(tTG抗体など)を測定します。
小腸の生検では、小腸の粘膜組織を採取し、絨毛の損傷がないか顕微鏡で詳しく調べます。
治療方法は、グルテン除去食(グルテンフリー食)が唯一の治療法で、グルテンを避ける食生活を厳格に行うことになります。
また、安倍総理が患ったことで多く知られるようになった「大腸性潰瘍炎」もグルテンが症状を悪化させる可能性があるため、グルテンフリーの食事を試すことが推奨されます。
すっかり欧米食文化になった日本人の食事に小麦はかかせず、米の高騰で小麦への依存は一層高まっています。
その小麦の約9割が輸入品です。
輸入される小麦粉には輸送中の虫害やカビを防ぐためにマラチオン(殺虫)、クロルピリホスメチル(殺虫)、イマザリル(防カビ)など薬剤のポストハーベストが混入されています。
小麦は農薬を使わないほど収穫後必ずと言っていいほど虫が湧きます。
湧くというよりは、栽培環境に存在する虫が卵を産み付け繁殖するからであり、自然なことなんです。

生産地に行く私もよくその現場を見てきました。(上写真は自然農法秋場農場の小麦粉を視察する犬井博士)
小麦粉に混ざるその虫や卵を食べても健康に問題はありません。
保存する際は米と同じで鷹の爪を入れておけば虫は逃げていきます。
だから国産無農薬小麦粉を購入する場合は、そのことをよく理解して購入ください。
これ以上の日本の生産者を減らさないためには皆さんの理解が必要です。
HIRYUには多くの生産者から小麦を買い取ってほしいと相談されますが、今日現在取り扱いをしておりません。
理由は小麦を食べると、疲れやすさや集中力の低下などがあり、パフォーマンスがだせないからです。
それを子供達やHIRYUの食事プログラムを実践している人たちにおすすめできません。
HIRYUスタッフで生まれつき重度のアレルギー疾患で、総IgEが成人の基準値170IU/ml以下に対して9556IU/mlもあり、アトピー性皮膚炎・シックハウス症候群・食物アレルギー・動物アレルギー・気管支喘息・アレルギー性鼻炎など、多くの重度のアレルギー疾患に苦しんできた望月もHIRYUの食事プログラムで完治させた一人です。
小麦粉がなくても、米粉や蕎麦粉で料理はできます。
HIRYUでは玄米粉が飛ぶように売れています。
これまでは2024年10月収穫 自然栽培 VEGAN RICE認証済「まっしぐら」を原料に販売してきましたが、公式オンラインストアに在庫僅かとなりましたので、2024年10月収穫 EM栽培 SAFE GREEN認証「あさひの夢」を原料にした玄米粉と、この度新たに白米粉も販売します。
農薬も肥料も使わず栽培した蕎麦の実を蕎麦殻ごと挽いた「十割玄蕎麦粉」と「ガレット粉」も販売中。
まだ小麦粉を使っている方は是非、玄米粉・米粉・十割玄蕎麦粉・ガレット粉に移行してみて下さい。

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