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β-クリプトキサンチン

β-クリプトキサンチンとは
オレンジや柿などの果物に広く含まれているカロテノイド色素の1つで、脚光を浴びているファイトケミカルです。
日本の温州ミカンに特に多く含まれ、近年の欧米人を対象にした疫学研究から、血中に存在する主要な6種のカロテノイド類(リコペン・α-カロテン・β-カロテン・ルテイン・ゼアキサンチン・β-クリプトキサンチン)の中でも、β-クリプトキサンチンのみに有意な肺癌リスク低減効果が認められたとする報告が相次ぐなど、β-クリプトキサンチンに際立った新たな生体調節機能が複数報告されるようになってきたことから、非常に注目されています。

β-クリプトキサンチンの働き
β-クリプトキサンチンは、肝臓での炎症を抑制する作用、肝障害の抑制、活性酸素種の産生抑制作用等を示すことが遺伝子発現レベルで明らかにされています。
また、β-クリプトキサンチンは骨代謝の指標となる酵素「アルカリフォスファターゼ」の活性上昇作用や骨中のカルシウム含量を高めることで、骨組織中のカルシウム量を有意に増加させ、骨石灰化を増進させます。

β-クリプトキサンチンの効果・効能
農研機構果樹茶業研究部門が、ミカンの摂取がどのような生活習慣病の予防に役立つかを明らかにするために、果樹試験研究推進協議や農林水産省の研究資金を得て、国内有数のミカン産地である静岡県三ヶ日町の住民1073人を対象にした栄養疫学調査(三ヶ日町研究)を2003年から10年以上行ってきた結果から、ミカンをたくさん食べて血中のβ-クリプトキサンチン濃度が高くなっている人では、以下6つのリスクが有意に低いことが明らかにされています。
①二型糖尿病の発症リスクを約57%低減
②高血糖や飲酒による肝機能障害リスクを約49%低減
③動脈硬化のリスクを約45%低減
④閉経女性での骨粗鬆症のリスクを92%低減
⑤脂質代謝異常症(高中性脂肪血症)の発症リスクを約33%低減
⑥喫煙・飲酒による酸化ストレス等を軽減
これらの研究成果は国内外の医学栄養学系の学術専門誌に8報の原著論文として発表されています。
また、このほか、β-クリプトキサンチンには発癌抑制作用が認められています。

β-クリプトキサンチンの発癌抑制作用のメカニズム
現在、β-クリプトキサンチンの発癌を抑制作用として考えられているメカニズムは、以下の通りです。
《イニシエーション段階(初期)の抑制》
抗酸化物質として、DNAを損傷し、発癌のきっかけとなる活性酸素に対して消去能があります。
活性酸素の一つである一酸化窒素の産生を抑制します。
体内で発癌物質を無毒化する過程で、一時的に強い発癌性をもつ物質が生じることがありますが、これらを代謝する酵素を増やし、速やかに反応させます。
《プロモーション段階(増殖期)の抑制》
癌抑制遺伝子のp53遺伝子、RB遺伝子およびp16遺伝子を活性化することにより、癌細胞の増殖活性の低下や癌細胞の自殺(アポトーシス)を促進することが分かっています。

β-クリプトキサンチンの有効摂取量
これまでのヒト介入試験及び三ヶ日町研究による栄養疫学的な検証から、骨代謝に効果が期待出来るβ-クリプトキサンチンの摂取量は3mgと考えられています。

柑橘果実中のβ-クリプトキサンチン含有量
柑橘類の中で、温州ミカンの晩生ミカンが最も果実中のβ-クリプトキサンチン含有量が高く、果実100gあたり2mg以上含まれます。
極早生ミカンや早生ミカンでも、100gあたり約1.3~1.8mgのβ-クリプトキサンチンを含むため、平均してミカンを1日約3個(果実250g)食べれば、骨粗鬆粗症のリスクを減らすための有効摂取量を満たすことができます。



日本人の血中β-クリプトキサンチン濃度は諸外国より遥かに高い!
日本ではミカンが最も消費量の多い国産果樹であり、β-クリプトキサンチンの摂取量や血中濃度の高い人が諸外国とは比較にならないほど多いため、β-クリプトキサンチンが日本人の健康維持・増進に大きく貢献してきたのではないかと考えられています。
農業・食品産業技術総合研究機構果樹茶業研究部門は、ミカン産地の住民を対象にした調査から、血中β-クリプトキサンチンレベルがミカンの摂取頻度に依存して著しく上昇することを報告しています。
β-クリプトキサンチンはミカンに特徴的に多く含まれていますが、オレンジにはミカンの10分の1程度以下しか含まれていないため、ミカン産地住民の血中レベルは欧米での報告に比べて極めて高いことが分かりました(下図)。


さらに、血中β-クリプトキサンチン濃度の年内季節変化と食生活習慣との関連について1年間にわたり調査した結果、血中β-クリプトキサンチン濃度に影響する要因は食品ではミカンのみであること、また、ミカンの摂取量以外の要因では、年齢・性別・喫煙習慣・飲酒習慣・肥満度が影響していることが明らかにされています。
また2ヵ月前のミカン摂取量も有意に影響していることから、β-クリプトキサンチンの体内における半減期(半分量に減るまでに要する時間)は極めて長いと考えられています。