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日本人とお米の歴史

戦後の食糧不足の時代を経て「飽食の時代」と言われる現代の日本。
好きな時に好きな物を食べ、空腹に苦しむこともなく、食べ切れないものは廃棄する時代になり、数十年が経ちました。
ジャンクフードや動物性食品などの偏った食事の増加に比例し、癌や糖尿病、心臓病、脳血管障害などの生活習慣病と呼ばれる病気も増加しています。

2013年にユネスコ無形文化遺産登録された「和食」ですが、理想的な和食とは1975年頃に日本の家庭で食べられていた「ご飯+一汁三菜」の食事だといいます。
現代よりも1食における食材の品目が多く、嗜好品類が少なかった1975年は、調理方法も「生」「蒸す」「煮る」が主であり、次いで「茹でる」「焼く」の順でした。
現代では「炒める」「揚げる」「電子レンジ」を主とした調理方法で作られた料理を食べることが多くなっています。
さらに、日本人の主食である米の消費量は激減し、農林水産省の「食料需給表」によると1962年度には118.3kgだった「日本人1人あたりの米の消費量」が、60年後の2022年度には56.1kgと、半分以下になり、日本人の米離れが進んでいます。
これは、麺やパンなど主食が多様化し、米以外の選択肢が増えすぎてしまったことが大きな原因です。

また、世界各国で規制が進むネオニコチノイド系農薬が米づくりに使用され、現代の日本は農地1ヘクタール(ha)あたりの農薬使用量が世界第14位のトップクラスとなり(FAOSTAT 2021年)、さらに、海外では禁止されている赤色2号などの着色料やトランス脂肪酸などが日本では普通に使われていることから、世界一の食品添加物大国だとも言われています。
ジャンクフードの増加が農薬や添加物の使用量を増やし、私たちの健康だけではなく地球環境にも影響を与えていくのです。

この数十年で消費量が激減してしまったお米ですが、日本人とお米の歴史は深く、紀元前3世紀に稲作が始まってから約2300年もの間、主食として食べられてきました。

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