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これからの食生活

好きな物を好きな時に好きなだけ食べることができる「飽食」の時代を経て、これからの食生活は、世界中で大きな課題に直面すると言われています。

地球は本来、多様な生物が存在し、草木や動物を必要量だけ食べ、種の絶滅は少なく、自然のバランスが取れていました。
しかし、2022年に世界人口は80億人を超え、貧困・飢餓と環境汚染を生み出しています。
飢餓に苦しむ人が8億人もいる反面、飽食による食品ロスは年間25億トンにも及びます。
多すぎる人間が原因で、現在、1年間に東京ドーム1,265,476個分の森林が減少し、同時に1日100種類以上の生物が絶滅するようになりました。
地球に適正な人口数は、20億人(東洋大学経済学部 川野教授)とも50億人以下(WWF世界自然保護基金)とも言われています。
このまま人口が増え続ければ、2055年には100億人を超え、環境汚染は進み、今以上に多くの人が飢餓に苦しむことになります。

具体的な問題として、世界規模での人口増加に伴い、早ければ2025年頃には、牛や豚、鶏などの畜産によるタンパク質が不足する「タンパク質危機」が起こると予測されています。
食肉の代わりのタンパク質源として、大豆やヒヨコ豆、レンズ豆、エノキ茸などを使ったプラントベースミート(代替肉)、牛などの動物から取った少量の細胞を、再生医療の技術により体外で増やして作られるクリーンミート(培養肉)、コオロギなどの昆虫を原料にした昆虫食などが利用されるようになりました。
広く浸透している大豆ミートに比べ、培養肉や昆虫食には抵抗がある人も多く、タンパク質の確保にはまだまだ課題が多く残されています。
その中で、日本における食生活のタンパク質源は、2016年に肉類が1位になるまでは第1位が穀類、第2位が肉類であり、それに続く魚介類や豆類なども含めて多様な食物からタンパク質を摂取していました。
国際連合食糧農業機関(FAO)の2021年の報告によると、日本の1人1年当たりの大豆消費量は7.96kgであるのに対し、アメリカは0.03kgに過ぎません。
漁獲量の減少も叫ばれている中、これから先の時代では、穀類や豆類からどれだけタンパク質を摂取できるかが重要です。

食の問題はタンパク質危機だけではありません。
人口が増え自然のバランスが崩れれば、動物だけではなく青果や穀物も不足します。
より効率良く食事を済ますために、サプリメントに頼ることになるでしょう。
天然植物などを利用したビタミンなどのサプリや、鉱物(ミネラル)を利用したカルシウムや鉄などのサプリは、今でも食事にプラスして利用している人が多くいますが、今後食物が不足するとサプリメントだけで食事を済ますことになるかもしれません。
青果が不足して植物由来のサプリが作れなくなれば、化学的に合成したサプリメントと鉱物のサプリメントしか摂取できなくなります。
サプリのほかにも、1日に必要な栄養素をすべて含むと言われる「完全食」と呼ばれるパウダーやドリンクなどの市場も拡大していく傾向にあります。
動物や植物などの命を頂戴してきた人間は、一部の富裕層を除き、生きた命を頂くことがなくなっていくのかもしれません。

近年の地球の気温上昇は著しく、2万1000万年前から1万年の間は4〜7℃と緩やかな気温上昇であったのに対し、20世紀後半からその10倍ものスピードで気温が上昇しています。
地球温暖化による氷河や氷床の融解、海面上昇による沿岸部の侵食や水没が増加する一方で、地球の気候変動によって陸地上の干ばつや森林火災などが増加し、陸地と海洋の境界が不明瞭になり水質汚染も進みました。
地球上のすべての物質の総質量は、「質量保存の法則」の通り、形が変わろうとも常に一定です。
古代から存在した地球上の水分や有機物の多くが、形を変えて「人間」という個体に変わりました。
その分、水分や有機物が地球上から減少しています。
人間が増えれば、自然淘汰が起こります。
地球を取り巻く波動や環境の変化によって、人々の心に不安や争いが起これば、戦争も増えてしまうかもしれません。
人間が地球環境を戻すことができなければ、自然は自浄作用を働かせます。
近年、災害が増加している理由として、汚染の進んだ地球が、地震や台風、豪雨、大雪、日照り、噴火などを引き寄せ、大災害を起こして自らを清浄しようとしているからではないか、とも言われています。
そして、地球が自浄できなければ、宇宙からの働きかけで隕石を引き寄せることも考えられます。
このまま地球の汚染が続けば、隕石の衝突から気候が大きく変動し、酸性雨や氷河期が訪れたなどと言われる恐竜の歴史を辿るのかもしれません。
本書冒頭の「天皇とお米の関係」の様に、また歴史は繰り返されるのかもしれません。
地球に住む者として、そうならない為にできること
HIRYUでは「SAVE THE EARTH=地球を守る」6つのMISSIONを掲げ、普及活動に努めています。


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