1900年の地球人口は15億人だったのに対して、2022年11月7日には79億人を突破しており、
僅か122年で64億人増加しました。
地球に住める人口には限界があります。
人間をメダカに例えて説明するならば、メダカの場合、最適な環境は1匹に対して3ℓの水です。
小さな水槽(地球)にメダカを沢山入れると酸欠が起こります。
水も濁ります。(環境破壊・汚染)
病気も起こります。(疫病・奇病の発生)
共食いも起こります。(戦争)
地球環境汚染問題については、多くの学者が警鐘しており、かの有名なアルバート・アインシュタインも、『もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない。ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる。』と警鐘しましたが、環境破壊は続いており、世界中でミツバチが減少する「蜂群崩壊症候群(CCD)」が起こり、生態系や私達の健康に異変をきたすようになりました。
今や、国民の2人に1人がアレルギーです。
国民の2人に1人が癌に罹ると言われています。
国民の4人に1人が糖尿病に罹ると言われています。
国民の5人に1人が認知症になると言われています。
国民の3組に1組の夫婦が不妊に悩み、5組に1組が治療を受けています。
国民の4人に1人が知的障害や発達障害であると言われています。
国民の15人に1人、職場の10人に1人が鬱病になると言われています。
アレルギーや病気の発症率は、低年齢化しており増加傾向にあります。
東日本大震災以降は災害も増え、2013年8月30日「数十年に1度の非常に危険な災害」を「特別警報」と制定して以来、2022年10月までの9年間で既に18回も発令されており、被災地の増加と復興の遅れが問題になっています。
更に2020年からはコロナウイルスの影響により、暮らしは大きく変わり、2022年からはロシアのウクライナ侵攻や円安により、原料は高騰し、家計も逼迫しています。
国連では193の加盟国全会一致で「Transforming Our World(我々の世界を変革する)」を決議し、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を策定し、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を設定しました。
「SDGs」には、17の大きなゴールと、169の達成基準があり、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを宣言し、発展途上国から先進国まで全ての国が積極的に取り組んでいます。
地球上の陸地の26%が家畜の放牧地です。
農地の80%が家畜の飼料の生産に使われています。
森林破壊の80%が畜産を含める工業型食料システムによるものです。
地球温暖化の原因である温室効果ガスの排出量を畜産が51%を占めており、2050年には81%まで上昇すると予想されています。
温室効果ガスには、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料により発生する「二酸化炭素」、家畜のゲップによる「メタン」、エアコンや冷蔵庫などに使われる「フロン」などがありますが、
畜産、特に牛から排出されるゲップ(メタン)は、1頭あたり1日200~800リットルも排出されており、二酸化炭素の21倍もの温室効果があります。
また、一般的な有機栽培に使われる肥料や堆肥には、畜産利用された牛・豚・鶏などの死骸や糞尿を堆積して発酵させて作られる肥料や堆肥が頻繁に使われていますが、アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、農薬や化学肥料、そして動物性の肥料や堆肥に含まれる亜酸化窒素ガス(N2O)が、地球温暖化の大きな原因であることを発表しています。
亜酸化窒素ガスは二酸化炭素の約300倍もの温室効果があります。
亜酸化窒素ガスの排出量全体の74%が、農業の土壌管理資材であることを米国環境保護庁(EPA)が発表しています。
こうした背景から、世界地球温暖化対策として、温室効果ガスの排出量から吸収量を差し引いて合計がゼロとなる「カーボンニュートラル」が実施され、日本も表明しており、今後の環境改善が期待されています。
化学農薬や化学肥料を使わない有機栽培では、土づくりの為に植物や生ごみ、家畜の死骸や排泄物を発酵させた肥料や堆肥など、作物の栄養となる窒素を供給するための有機質肥料が使われています。
このとき、家畜の死骸や排泄物を含む堆肥や有機肥料が未完熟の状態で大量に使われた場合、作物に硝酸態窒素が高濃度で残り、これを食べた人の体内で有害物質の亜硝酸態窒素に変換され、胃内で2級アミンと結合し発癌性物質のニトロソアミンが生じる恐れがあります。
亜硝酸態窒素が体の中で酸素を運ぶ役割であるヘモグロビンと結合すると、メトヘモグロビンを生成し、酸素運搬機能が失われます。
その結果、メトヘモグロビン血症になり、唇や指先などの皮膚や粘膜が青紫色に変化するチアノーゼを引き起こす恐れがあります。
このため、ヨーロッパでは硝酸態窒素に対して厳しい規制があり、作物の種類や乳幼児向けベビーフードなどには基準値を定め、一日許容摂取量(ADI)を体重1kgあたり3.7mgに設定しています。
日本にはまだ基準がなく、市場に出回っている作物の中には「オーガニック」表示されているものでも硝酸態窒素の量がEU基準値を上回るものも販売されています。
街の捨てられたレジ袋や食品トレー、ストロー、ペットボトルなどプラスチックは雨で側溝に流され、年間800万トンも海に排出されており、このまま続くと2050年には魚よりも多くなり、半永久的に海に残り続けると言われています。
これらプラスチックは、色々な衝撃や動物からの影響、紫外線などを受け、小さくなっていき、5mm以下になった微細のプラスチックとなります。
これを「マイクロプラスチック」と呼びます。
回収が非常に難しいこのマイクロプラスチックは、プランクトンや魚介類を通じて人体に吸収され、臓器に残留します。
●2017年:京都大学の研究チームが本州各地で採取した魚の4割からマイクロプラスチックを検出
●2018年:グリーンピースと韓国の仁川大学校の教授の共同企画による調査で世界の39の塩ブランドを分析した結果、サンプルの9割からマイクロプラスチックを検出
●2018年:オーストラリアの学会が日本人を含む被験者8人全員の糞便からマイクロプラスチックを検出
●2018年:グリーンピースの南極遠征チームが水と雪のサンプルを採取からマイクロプラスチックと有害化学物質の汚染を確認
●2018年:ニューヨーク州立大学の研究チームがペットボトル入りミネラルウォーターの9割からマイクロプラスチックを検出
●2018年:米ミネソタ大やニューヨーク州立大学などの研究グループが世界13カ国の水道水のほか欧米やアジア産の食塩、米国産のビールからマイクロプラスチックを検出
●2019年:福岡工業大学が、同大学の屋上で採取した空気や降水中の成分からマイクロプラスチック片を検出
●2020年:グリーンピースとエクセター大学が海洋食物連鎖の上位に位置するサメの3分の2がマイクロプラスチックを含んでいることを発表
●2020年:妊婦6名の胎盤を調べた結果、4名からマイクロプラスチックを検出
●2022年:オランダのアムステルダム自由大学の研究チームが健康な成人22人の血液を調査したところ17人(約80%)からマイクロプラスチックを検出
こうした背景からマイクロプラスチックは深刻な国際問題となり、世界中で使い捨てプラスチックや、マイクロビーズ、マイクロファイバーなどの廃止や、プラスチックゴミ100%回収を目標に取り組んでいます。
海洋プラスチックゴミ問題についての詳細はこちらから
環境省の調査では、70種以上もの環境ホルモンが検出されており、これらに農業資材や農薬、被覆肥料(ひふくひりょう)も含まれています。
被覆肥料とは、プラスチックでコーティングされた化学肥料であり、作物の生育に応じてゆっくりと溶け出す点がメリットですが、肥料が溶け出した後に残るプラスチックが土壌に混ざり、作物が根からプラスチックを吸収して人間の体に蓄積される危険性や、農業排水として河川に流れ込んでいます。
農林水産省でも、流出防止対策を検討するため、被膜殻のほ場(水田)からの流出実態を調査し、使用済みプラスチックの適正処理、排出量の抑制、海洋への流出防止の取組を行っています。
マイクロプラスチックは、発癌性、子宮内膜症、免疫機能低下、生殖機能障害、神経障害、知能の発達や発育異常、奇形など影響が心配されています。
アジアで最も古い最大の国際農業研究所である国際稲研究所(IRRI)が設立した世界の米の遺伝子情報と種子を保有する「RICE GENEBANK」には、2019年時点で132,143品種が登録されています。
2020年の世界の米生産量7億5674万3722トンのうちジャポニカ種は全体の約20%です。
そのうち、世界から美味しいと評価される日本のお米は、全体の僅か1.28%しかありません(国連食糧農業機関)。
農林水産省の消費・安全局消費者行政・食育課によると、日本国内のお米の種類は、2022年時点で、水稲うるち玄米921銘柄+水稲もち玄米137銘柄+醸造用玄米229銘柄=1,287銘柄があります。
しかし、この中で、希少高値で販売されている有機栽培のお米は国内全体収穫量の約0.1%しかありません。
更に許容農薬も使用されていない化学農薬・化学肥料不使用栽培のお米は、一般市場では殆ど流通されておらず、自然栽培(農薬・肥料不使用)になるとほぼ皆無と言っていいほど希少です。
化学農薬や化学肥料を使用しない栽培に使われる農薬や肥料・堆肥として、合鴨農法や、鶏糞・牛糞・魚粉などの動物性有機質肥料が使われていますが、これらは、遺伝子組み換え飼料や薬剤・成長促進剤の投与などの懸念があるだけでなく、地球温暖化や健康を害するリスクがあることに注意が必要です。
私達HIRYUにできること...
農産物で最も多い生産量を誇るお米は、世界中のどこでも無農薬で栽培することができます。
農薬や化学肥料を使わない農地を増やすことで、緑地化が進み、地球環境を改善し、自然災害を減らすことができます。
更に玄米は、長期貯蔵そして流通に優れていることから世界の食糧問題も改善できます。
主食を低GI値である発芽酵素玄米ご飯にすることで、現代の食生活が招く病気やアレルギーを改善し、医療費を低減します。
2013年「和食」が世界文化遺産登録されました。
私達HIRYUは、世界中で認められる日本のお米を更に美味しく、健康的に進化させた「発芽酵素玄米ご飯」を一人でも多くの方に知って頂くことで、地球環境と健康に貢献することを目的とするプロジェクト「VEGAN RICE」を開始しました。
「VEGAN」とは「人間が動物を搾取することなく生きる」ことを目的とした主義のことで、世界中の生活に浸透し始めています。
食産業では官民一体となり肉食ゼロの未来を見据え、肉の代替え食品の普及が進んでいます。
ファッション産業では「ファッション協定」が発表され、生産や流通において自然環境や社会に配慮した「持続可能なファッション」に取り組むこととなりました。
「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロ! 化石燃料に代わる再生エネルギーの推進! 動物の消費量を半減!」など‥、世界中が大きな目標に向かい変革期に入りました。
持続可能な地球環境の実現に向け、子供達に未来を残す為に、化学農薬・化学肥料・動物性肥料・動物性堆肥を一切使用しない農法で栽培された世界に称賛される日本のブランド米を普及させることで、地球環境と健康が改善されます。
残留農薬の調査の結果、世界の農耕地全体の64%に農薬汚染の危険性があり、そのうち31%の危険性は特に高く、雨により拡がり、上水道に浸出したり、生態系や健康に与える影響が世界の広範囲に及んでいることが発表されています。
特に日本は中国に次いで農薬を使用しており、「農薬大国」と言われています。
化学農薬が最も使用されているのが、お米です。
「持続可能な農業と持続可能な生活」に移行するために、農薬使用量の低減の必要性が世界中で叫ばれるようになりました。
「VEGAN RICE」は、化学農薬を不使用の栽培に限定しています。
化学肥料をプラスチックでコーティングされた被覆肥料は、作物の生育に応じてゆっくりと溶け出すことが利点ですが、溶け出した後に残るプラスチックが小さなマイクロプラスチックとなり、土壌に混ざり、作物の根から吸収して人間の体に蓄積され、農業排水として河川に流れ込んでいます。
「VEGAN RICE」は化学(被覆)肥料を不使用の栽培に限定しています。
地球上の陸地の26%が家畜の放牧地です。
農地の80%が家畜の飼料の生産に使われています。
森林破壊の80%が畜産を含める工業型食料システムによるものです。
これら畜産で生じた牛糞・鶏糞などは「家禽糞尿肥料」として農業に利用されています。
しかし、家畜の排せつ物などに含まれる亜酸化窒素ガス(N2O)は、二酸化炭素の約300倍もの温室効果があり、地球温暖化の原因であることが分かりました。
農業に関連する亜酸化窒素ガスの排出量は全体の74%も占めており、家畜や動物に依頼する農業のあり方を改めることが、地球温暖化防止の急務となりました。
「VEGAN RICE」は動物性有機質肥料を不使用の栽培に限定しています。
2011年福島原発事故発生から放射性物質汚染は続いています。
2020年12月29日、福島原発の格納容器の蓋から20~40ペタベクレル(ペタは1千兆)のセシウム137が確認され、周辺線量も毎時10シーベルトを超えており、人が死に至る極めて高濃度な汚染が報道されました。
しかし各都道府県の行政機関が実施してきた放射性物質検査は2016年以降は行われていません。
HIRYUでは、放射線技師がNaIシンチレーション検出器「ベルトールド・テクノロジー社製ベクレルモニターLB200」により、γ線を放出する放射性物質(セシウム、ヨウ素など)の測定検査を行っています。
環境省では、食品への影響はセシウムの寄与率が90%と最も高いことから、食品基準値はセシウムを目安に100Bq/kg以下を安全としており、厚労省の定めたスクリーニング法による測定の場合の検出下限値を25Bq/kg以上と定めています。
よって、25Bq/kg以上を測定可能な検出器で、測定下限値未満の場合は不検出(ND)とされます。
当社保有の検出器の測定下限値は20Bq/kgであり、厚労省の条件を満たしています。
「VEGAN RICE」は、放射性物質検査の測定結果が不検出(ND)の米に限定しています。
お米は自然環境の中で収穫されるものなので、細かい石粒、ガラス片、金属片や、動物のフンなど異物が混入してしまうことがあります。
そのため、「選別」「籾すり(研磨)」「光センサー選別」が必要不可欠です。
生産者から玄米を直接購入する場合は、選別や籾すりされていないものや選別処理回数が少ないもの、籾すりの粗いものが多く販売されているので注意しましょう!
「VEGAN RICE」は、光センサー異物混入選別処理済みのお米に限定しています。