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硝酸態窒素とは

硝酸態窒素とは、植物が栄養素として取り込める形態に変化した窒素成分のことをいいます。
窒素自体は空気中や土壌中など自然界に広く存在していますが、そのままのかたちでは植物が栄養分として直接吸収することができません。
そこで、土壌中に含まれる窒素は、微生物による分解や変化の過程を経て次第に酸化し、アンモニア態窒素や硝酸態窒素になります。
この状態になった窒素を植物が根から吸収し蓄えることで生育します。
一方、こうした自然界の過程を経ずに、窒素成分を植物が吸収しやすい状態で施用するのが肥料としての硝酸態窒素で、「硝安(硫酸アンモニウム)」「硝酸石灰」「硝酸カリウム」「硝酸ソーダ(チリ硝石)」などの化学窒素肥料に含まれます。
化学窒素肥料中の硝酸態窒素は土壌に吸着しにくく、灌水や雨水で溶け出してしまう性質があります。
そのため、作物の生育中に土壌中の窒素が不足する可能性があり、その場合は追肥が必要になります。
ただし、過剰に窒素肥料を与えると、作物が必要以上に吸収してしまい、残った硝酸態窒素は収穫後の作物の中に残留し、「ブルーベビー病」「メトヘモグロビン血症」など健康に害を及ぼすリスクがあります。
なお、トマト、ナス、キュウリなどの果菜類では、実の部分へは硝酸態窒素は移行しにくく、茎葉にたまる傾向があり、葉を食べるホウレンソウ、小松菜、チンゲン菜などの葉菜類を選ぶ際に特に注意が必要です。
このため、ヨーロッパでは葉菜のうち最も硝酸態窒素が残留しやすいホウレンソウ・レタス・ルッコラとベビーフードに関する硝酸態窒素の残留濃度基準が定められていますが、アメリカと日本ではまだ定められていません。

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