CLOSE
ベビー 組布団6点セット ギンガムチェック オーガニックコットン プリスティン
販売価格:
¥48,400 (税込)
商品コード: madein-babybedding-d
発送日数:7 日
商品詳細
※本商品の収益の一部は、HIRYUが賛同する地球環境問題に取り組む団体への活動支援に充てさせて戴いております。
ベビー 組布団6点セット ギンガムチェック オーガニックコットン プリスティン
ファッション産業における問題と取り組み
環境汚染が拡大し、地球に人類が住めなくなる可能性がでてきたことで、2015年国連サミットにおいて、持続可能な社会の実現を目標とする「SDGs」が採択されました。
ファッション産業においても以下内容が問題視されています。
■衣類の製造や洗濯において排水される化学繊維において発生した「マイクロファイバー汚染」
■衣類の材料に多くの動物を使用していることで発生した「家畜による温室効果ガス汚染」
■衣類の製造における発展途上国での公平性・安全性に欠ける「低賃金労働と人権問題」
こうした背景からファッション産業でも、2019年「ファッション協定」が発表され、生産や流通において自然環境や社会に配慮した「持続可能なファッション」に取り組むこととなりました。
「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロ」「化石燃料に代わる再生エネルギーの推進」「動物の消費量を半減」など‥、世界中が大きな変革期に入りました。
こうした中、今最も注目され、需要が高まっているのが、すぐに土に還る素材「オーガニックコットン」です。
セット内容
掛布団、敷布団、枕、掛カバー、敷カバー、枕カバー
製品情報
素材:オーガニックコットン100%
中わた:オーガニックコットン100%
重さ:2300g
日本製 生地:岡山県?/?縫製:新潟県
サイズ表
敷布団 70×120cm ナチュラル
掛布団 95×120cm ナチュラル
枕 25×37cm ナチュラル
敷カバー 70×120cm ナチュラル
掛カバー 95×120cm ナチュラル×ブラウン
枕カバー 31×43cm ナチュラル
*こちらのお布団は0歳から3~4歳までお使いいただけます。
ベビー布団の重要性
新生児は、24時間のうち約20時間をお布団の中で過ごします。
赤ちゃんの睡眠環境を整えることはとても大切なことです。
眠っている間、気持ちよく呼吸をしながら過ごしてほしい‥
育児経験を持つお父さん、お母さんに、ベビー布団の必要性についてアンケートした結果、93%がベビー布団は必要だったと回答しています。
ベビー布団の役割
ベビー布団は、赤ちゃんの命を守り、睡眠環境をより良くするために考えられた製品です。
●敷布団は適度な硬さを!
赤ちゃんは柔らかい敷き布団に寝かせると、顔が沈み込み窒息の危険性が高まります。
また、体重で体が沈み込んでしまい、体がわん曲し、血流も悪くなります。
赤ちゃんの成長の妨げにならないよう、配慮された敷布団を使う必要があります。
●枕は低く!
新生児の背骨はC字型をしていることと、窒息の原因にもなるため、枕は使う必要がありません。
ただし、吐き戻しの予防や、絶壁や寝ハゲが気になる場合は、赤ちゃん用の薄く硬い枕やタオルを1枚敷くのがオススメです。
首が座り始めて背骨が少しずつ反ってきたら、薄く低い枕で調整してあげてください。
●掛け布団は軽く!
赤ちゃんが、布団の重さで苦しくならないよう、窒息することがないよう軽い素材になっています。
赤ちゃんの命を守るためにも、赤ちゃんに合った適度な重さの掛布団が最適です。
●布団を清潔に保ちやすい!
大人と比べると、汗かきな赤ちゃん。
おねしょやミルクの吐き戻しなどでも、布団が汚れてしまう機会が多いです。
ベビー布団は、サイズが小さいため軽く、干したり、洗ったりなどのお手入れが簡単です。
●肌にふれるものは天然素材を!
天然素材で作られた綿生地は、保温性、吸水性・通気性がよく、赤ちゃんの肌に優しく最適な素材です。
肌触りが良く丈夫で、冬は暖かく夏は涼しく着られる綿は、人々の生活に欠かせない衣料ですが、現代の綿栽培において、非常に多くの農薬を使用され、収穫時にはベトナム戦争の際に化学兵器として使われた“枯葉剤”が散布されており、農薬や枯葉剤による大気汚染、地下水や土壌汚染から生態系への影響、そして健康被害が問題になっています。
こうした背景を受けて、ファッション産業で注目され需要が増えているのが、オーガニックコットンです。
オーガニックコットンとは、認証機関の基準に従って3年以上農薬や化学肥料を一切使わずに栽培された綿花のことであり、遺伝子組み換えの種は使われません。
厳しい基準をクリアしたオーガニック認証を受けたコットンのみを用いて織物にしています。
「通常の綿に残留農薬はほとんどなく、オーガニックコットンとの違いはない」という声も聞かれますが、栽培期間中に大量の農薬を散布し、収穫量を上げるために枯葉剤を使って未熟な状態で機械で刈り取り、製造工程で化学処理を施し、化学染料で染め上げてしまうと、繊維中の空洞がつぶれ(上の写真)、生地は硬くパサつきます。
そのため、オーガニックではない綿製品は柔軟剤や吸水剤で処理されており、購入後に柔軟剤が必要になり、自然本来の力をそのまま利用したオーガニックコットンでないと、綿本来の効果は得られません。
化学処理などをされずに製品化されたオーガニックコットンの衣服は、天然の油分がそのまま残り、より柔らかく感じられます。
中心部の空洞が傷んでいないため、洗濯時に柔軟剤などを使わずとも柔らかく仕上がり、自然な風合いが保たれます。
但し、長期間の利用は生地が硬くなってきます。
オーガニックコットンについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
綿は洗濯するたびに、使い始めのフワフワ感や吸水性が失われていきます。
しかし、少し気をつけるだけで、良い状態を持続させることが可能です。
柔軟剤や合成洗剤はNG!
綿を洗濯する時に、柔軟剤が必要だと思っていませんか?
確かに柔軟剤は、繊維を油膜でコーティングすることで、綿を柔らかく、スベスベの肌触りにします。
その反面、油膜でコーティングしてしまうので、水をはじき吸水性が悪くなります。
また、市販で販売されている洗濯用の合成洗剤は、洗浄力が強力で、繊維が保有している油分を落としてしまい綿がゴワゴワになります。
綿がゴワゴワになるから柔軟剤を使用する、使用すればするほど柔軟剤の成分が堆積しもっと硬くなります。
硬くなるから、もっと柔らかくしようと柔軟剤の量を増やしてしまう悪循環が生じます。
綿の洗濯洗剤は化学物質が入っていない無添加なもの、天然油脂のものを選び、柔軟剤を使用しないことが繊維を長持ちさせる秘訣です。
柔軟剤を使用せずフワフワを保つには、洗濯後、空気を入れながらバタバタ振りましょう。
タオルは、寝てしまったパイルを立てるように振ってください。
干す場所は、直射日光の当たらない、日陰で風通しの良いところで干しましょう。
時々ドラム式洗濯機などの乾燥機を使用してみてください。
柔軟剤の成分が堆積してしまった綿のメンテナンス方法
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)をお湯(60~40度)で溶かし2~3時間つけ置きします。
成分の堆積が多い場合は、2、3回繰り返してください。
良くすすぎ、乾かしましょう。
タオルなどをメンテナンスした時は、綿の吸水性を試してみてください。
驚くほど、早く吸水されることが分かります。
この方法で、生臭い臭いも消すことが出来ます。
月1回か2カ月に1回行うと綿の寿命を伸ばすことができます。
※着色されている綿は色落ちしてしまうことがあるので注意して下さい。
綿の健康な状態は、適度の水分と油分を持っていることです。
定期的にメンテナンスを行い、大切なオーガニックコットンを長く使用してください。
近年、乳児期の皮膚に現れる湿疹やアトピー性皮膚炎がもととなり、食物アレルギーや喘息、花粉症などへと連鎖していくことが分かってきました。
具体的には、
●食物アレルギーは、原因となる食物成分を口から取り入れることだけでなく、湿疹やかさつきのある皮膚から侵入することで発症する。
●乳児期にアトピー性皮膚炎がある場合、成長にともなって食物アレルギーやぜん息、鼻炎などほかのアレルギー疾患を発症する確率が高くなる。
このような例が挙げられます。
これは日本の馬場実医師により提唱された「アレルギーマーチ」と呼ばれる現象であり、世界中で注目されて話題になっています。
アレルギーは、最初に発症してしまうと連鎖しやすくなってしまうため、どこかで止めることが必要です。
赤ちゃんの肌は非常に敏感であり、デリケートです。
皮膚の厚さは大人の半分ほどしかないため、ホコリや汗、化学物質など、外部からの刺激に弱く、すぐに肌荒れを起こしてしまいます。
生後3ヶ月ほどまでは、母親のホルモンの影響で皮脂が多く、べたつきやすく、新生児ニキビなどを起こしやすい時期です。
それ以降は皮脂量が減少し、乾燥しやすい状態になります。
また、赤ちゃんは、小さな体に大人と同じ数の汗腺があるため、非常に汗っかきです。
デリケートな肌に大量の汗をかくため、“あせも”ができやすいのが特徴です。
乳児期の湿疹やアトピー性皮膚炎が様々なアレルギー症状の引き金になることが分かっており、皮膚のバリア機能を高めることが、その後のアレルギーマーチを止めることにつながります。
是非、最もお肌に優しいオーガニックコットンの衣類をご利用下さい。
オーガニックコットンベビー用品の商品一覧はこちらからご覧ください。
紀元前から現在まで麻、綿、絹、毛の4つの素材を生地とし、これらをモデルにポリエステルなど化学繊維の素材が開発され、衣類・寝具など大量に生産されています。
幾種もの生地の中で、最も低刺激で、アトピーや敏感肌の方に好まれているのが綿です。
肌に対してチクチクすることのない柔らかい肌触り、化学繊維と違いほとんど帯電しないため静電気が起こりません。
繊維の中心は空洞になっており、そこに空気がたまるので、外部からの熱を遮り、更に吸水性もあるので、夏は生地が熱くならず、汗を吸収し、冬は体温を外に逃がしません。
また、天然の油分がそのまま残っているので、しっとり感のある独特の柔らかさが特徴です。
ケガの際にされる包帯やガーゼは綿であったことでもわかる様に、肌に悩みを持つ方にとっては、コットンの生きている質感が肌質のように身を守ってくれることが実感されています。
生きているオーガニックコットン
オーガニックコットンの生きている質感は、利用する度に次第に失われ、生地が硬くなり、カビが生えることもあります。
アトピー性皮膚炎の症状が酷いほど生地の傷みも早いです。
それは、肌の代わりとなり、身を守ってくれている、生きている素材ならではのことです。
役目を終えた使い古しの生地は、是非リサイクルしてみましょう。
まずは、食器洗いのスポンジの代わりに利用してみる→傷んだら、次は掃除に→さらにボロボロになったら、最後は細かく切ってから土に還してあげて下さい。
天然の素材なので良い土を作ります。
地球環境、生産者、急増する皮膚疾患にオーガニックコットンの普及は欠かせません。
一年を通して肌を最も守ることができる万能な生地です。
【オーガニックコットンの取り扱い注意】
●漂白・染色をしていない生成りの製品は、生地に黒や茶色のポツポツが見えることがあります。
これは製造工程で取りきれなかった綿カス(綿花の葉や茎)で、害はなく洗濯するごとに減少します。
●自然の色味を生かした製品は、色ムラが生じていたり、日光やお洗濯で色性が変化することがあります。
●生産ロットにより、同色でも色味の違いや、綿実油による特有のにおいが生じることがございます。
●洗濯は洗濯ネットを使用して優しくお洗濯してください。
●蛍光剤入りの洗剤や漂白剤、乾燥機のご使用はお避けください。
●アイテム毎の注意事項につきましては、製品に付いているタグ等をご確認ください。
●タグ等の材質に硬いものが含まれている場合、使用前にご確認の上、不要な物は取り除いてください。
2019年11月下旬、イギリスの海岸で見付かったクジラの遺体の胃の中から、100kgものプラスチックゴミが出てきた報道のほか、ウミガメの鼻に刺さったストロー、ロープに絡まったウミドリやアザラシなどが報道されるようになるにつれ、海洋マイクロプラスチック汚染が世界中で問題になり、レジ袋やストローの利用が見直され始めています。
マイクロプラスチックとは5mm以下のプラスチック片のことをいい、既に地球上のすべての海や大気、水道水、食品、海産物を食べる人間の体内からも検出されるようになり、問題は深刻化しています。
ナイロンやポリエステルを原料とした、8マイクロメートル以下の化学繊維のことをマイクロファイバーといい、マイクロプラスチックに分類されます。
軽くて温かい特徴を持つマイクロファイバーは、ヒートテックの肌着やフリース、タオルや寝具、クロスなど多くに使われていますが、洗濯するたびに繊維が抜け落ちます。
これらの洗濯1回で、最大70万本ものマイクロファイバーが放出されていることが2016年に報告され(英プリマス大学)、毎年50万トンのマイクロファイバーが河川に流出していることが2015年に報告されています。(英エレン・マッカーサー財団)
環境に多大な影響を及ぼすマイクロファイバーから、分解や消化することができるオーガニックコットンの衣類や寝具に替えることで、環境に大きく貢献することができます。
また、農業用の化学肥料もプラスチックでコーティング(被覆肥料)されており、環境だけでなく、作物にも吸収されていることが報告されています。
オーガニックコットンの栽培定義では、化学肥料の使用は認められていません。
マイクロプラスチックは、半永久的に残り続けるため問題は非常に深刻化しており、世界中でマイクロプラスチックの制限や禁止、そして100%回収を目標に取り組んでいます。
一人一人ができることから始めてみましょう!
その他のオーガニックコットン製品はこちらから
■おまけ情報を紹介します
ファッション産業における問題と取り組み
環境汚染が拡大し、地球に人類が住めなくなる可能性がでてきたことで、2015年国連サミットにおいて、持続可能な社会の実現を目標とする「SDGs」が採択されました。
ファッション産業においても以下内容が問題視されています。
■衣類の製造や洗濯において排水される化学繊維において発生した「マイクロファイバー汚染」
■衣類の材料に多くの動物を使用していることで発生した「家畜による温室効果ガス汚染」
■衣類の製造における発展途上国での公平性・安全性に欠ける「低賃金労働と人権問題」
こうした背景からファッション産業でも、2019年「ファッション協定」が発表され、生産や流通において自然環境や社会に配慮した「持続可能なファッション」に取り組むこととなりました。
「2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロ」「化石燃料に代わる再生エネルギーの推進」「動物の消費量を半減」など‥、世界中が大きな変革期に入りました。
こうした中、今最も注目され、需要が高まっているのが、すぐに土に還る素材「オーガニックコットン」です。
セット内容
掛布団、敷布団、枕、掛カバー、敷カバー、枕カバー
製品情報
素材:オーガニックコットン100%
中わた:オーガニックコットン100%
重さ:2300g
日本製 生地:岡山県?/?縫製:新潟県
サイズ表
敷布団 70×120cm ナチュラル
掛布団 95×120cm ナチュラル
枕 25×37cm ナチュラル
敷カバー 70×120cm ナチュラル
掛カバー 95×120cm ナチュラル×ブラウン
枕カバー 31×43cm ナチュラル
*こちらのお布団は0歳から3~4歳までお使いいただけます。
ベビー布団の重要性
新生児は、24時間のうち約20時間をお布団の中で過ごします。
赤ちゃんの睡眠環境を整えることはとても大切なことです。
眠っている間、気持ちよく呼吸をしながら過ごしてほしい‥
育児経験を持つお父さん、お母さんに、ベビー布団の必要性についてアンケートした結果、93%がベビー布団は必要だったと回答しています。
ベビー布団の役割
ベビー布団は、赤ちゃんの命を守り、睡眠環境をより良くするために考えられた製品です。
●敷布団は適度な硬さを!
赤ちゃんは柔らかい敷き布団に寝かせると、顔が沈み込み窒息の危険性が高まります。
また、体重で体が沈み込んでしまい、体がわん曲し、血流も悪くなります。
赤ちゃんの成長の妨げにならないよう、配慮された敷布団を使う必要があります。
●枕は低く!
新生児の背骨はC字型をしていることと、窒息の原因にもなるため、枕は使う必要がありません。
ただし、吐き戻しの予防や、絶壁や寝ハゲが気になる場合は、赤ちゃん用の薄く硬い枕やタオルを1枚敷くのがオススメです。
首が座り始めて背骨が少しずつ反ってきたら、薄く低い枕で調整してあげてください。
●掛け布団は軽く!
赤ちゃんが、布団の重さで苦しくならないよう、窒息することがないよう軽い素材になっています。
赤ちゃんの命を守るためにも、赤ちゃんに合った適度な重さの掛布団が最適です。
●布団を清潔に保ちやすい!
大人と比べると、汗かきな赤ちゃん。
おねしょやミルクの吐き戻しなどでも、布団が汚れてしまう機会が多いです。
ベビー布団は、サイズが小さいため軽く、干したり、洗ったりなどのお手入れが簡単です。
●肌にふれるものは天然素材を!
天然素材で作られた綿生地は、保温性、吸水性・通気性がよく、赤ちゃんの肌に優しく最適な素材です。
肌触りが良く丈夫で、冬は暖かく夏は涼しく着られる綿は、人々の生活に欠かせない衣料ですが、現代の綿栽培において、非常に多くの農薬を使用され、収穫時にはベトナム戦争の際に化学兵器として使われた“枯葉剤”が散布されており、農薬や枯葉剤による大気汚染、地下水や土壌汚染から生態系への影響、そして健康被害が問題になっています。
こうした背景を受けて、ファッション産業で注目され需要が増えているのが、オーガニックコットンです。
オーガニックコットンとは、認証機関の基準に従って3年以上農薬や化学肥料を一切使わずに栽培された綿花のことであり、遺伝子組み換えの種は使われません。
厳しい基準をクリアしたオーガニック認証を受けたコットンのみを用いて織物にしています。
「通常の綿に残留農薬はほとんどなく、オーガニックコットンとの違いはない」という声も聞かれますが、栽培期間中に大量の農薬を散布し、収穫量を上げるために枯葉剤を使って未熟な状態で機械で刈り取り、製造工程で化学処理を施し、化学染料で染め上げてしまうと、繊維中の空洞がつぶれ(上の写真)、生地は硬くパサつきます。
そのため、オーガニックではない綿製品は柔軟剤や吸水剤で処理されており、購入後に柔軟剤が必要になり、自然本来の力をそのまま利用したオーガニックコットンでないと、綿本来の効果は得られません。
化学処理などをされずに製品化されたオーガニックコットンの衣服は、天然の油分がそのまま残り、より柔らかく感じられます。
中心部の空洞が傷んでいないため、洗濯時に柔軟剤などを使わずとも柔らかく仕上がり、自然な風合いが保たれます。
但し、長期間の利用は生地が硬くなってきます。
オーガニックコットンについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
綿は洗濯するたびに、使い始めのフワフワ感や吸水性が失われていきます。
しかし、少し気をつけるだけで、良い状態を持続させることが可能です。
柔軟剤や合成洗剤はNG!
綿を洗濯する時に、柔軟剤が必要だと思っていませんか?
確かに柔軟剤は、繊維を油膜でコーティングすることで、綿を柔らかく、スベスベの肌触りにします。
その反面、油膜でコーティングしてしまうので、水をはじき吸水性が悪くなります。
また、市販で販売されている洗濯用の合成洗剤は、洗浄力が強力で、繊維が保有している油分を落としてしまい綿がゴワゴワになります。
綿がゴワゴワになるから柔軟剤を使用する、使用すればするほど柔軟剤の成分が堆積しもっと硬くなります。
硬くなるから、もっと柔らかくしようと柔軟剤の量を増やしてしまう悪循環が生じます。
綿の洗濯洗剤は化学物質が入っていない無添加なもの、天然油脂のものを選び、柔軟剤を使用しないことが繊維を長持ちさせる秘訣です。
柔軟剤を使用せずフワフワを保つには、洗濯後、空気を入れながらバタバタ振りましょう。
タオルは、寝てしまったパイルを立てるように振ってください。
干す場所は、直射日光の当たらない、日陰で風通しの良いところで干しましょう。
時々ドラム式洗濯機などの乾燥機を使用してみてください。
柔軟剤の成分が堆積してしまった綿のメンテナンス方法
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)をお湯(60~40度)で溶かし2~3時間つけ置きします。
成分の堆積が多い場合は、2、3回繰り返してください。
良くすすぎ、乾かしましょう。
タオルなどをメンテナンスした時は、綿の吸水性を試してみてください。
驚くほど、早く吸水されることが分かります。
この方法で、生臭い臭いも消すことが出来ます。
月1回か2カ月に1回行うと綿の寿命を伸ばすことができます。
※着色されている綿は色落ちしてしまうことがあるので注意して下さい。
綿の健康な状態は、適度の水分と油分を持っていることです。
定期的にメンテナンスを行い、大切なオーガニックコットンを長く使用してください。
近年、乳児期の皮膚に現れる湿疹やアトピー性皮膚炎がもととなり、食物アレルギーや喘息、花粉症などへと連鎖していくことが分かってきました。
具体的には、
●食物アレルギーは、原因となる食物成分を口から取り入れることだけでなく、湿疹やかさつきのある皮膚から侵入することで発症する。
●乳児期にアトピー性皮膚炎がある場合、成長にともなって食物アレルギーやぜん息、鼻炎などほかのアレルギー疾患を発症する確率が高くなる。
このような例が挙げられます。
これは日本の馬場実医師により提唱された「アレルギーマーチ」と呼ばれる現象であり、世界中で注目されて話題になっています。
アレルギーは、最初に発症してしまうと連鎖しやすくなってしまうため、どこかで止めることが必要です。
赤ちゃんの肌は非常に敏感であり、デリケートです。
皮膚の厚さは大人の半分ほどしかないため、ホコリや汗、化学物質など、外部からの刺激に弱く、すぐに肌荒れを起こしてしまいます。
生後3ヶ月ほどまでは、母親のホルモンの影響で皮脂が多く、べたつきやすく、新生児ニキビなどを起こしやすい時期です。
それ以降は皮脂量が減少し、乾燥しやすい状態になります。
また、赤ちゃんは、小さな体に大人と同じ数の汗腺があるため、非常に汗っかきです。
デリケートな肌に大量の汗をかくため、“あせも”ができやすいのが特徴です。
乳児期の湿疹やアトピー性皮膚炎が様々なアレルギー症状の引き金になることが分かっており、皮膚のバリア機能を高めることが、その後のアレルギーマーチを止めることにつながります。
是非、最もお肌に優しいオーガニックコットンの衣類をご利用下さい。
オーガニックコットンベビー用品の商品一覧はこちらからご覧ください。
紀元前から現在まで麻、綿、絹、毛の4つの素材を生地とし、これらをモデルにポリエステルなど化学繊維の素材が開発され、衣類・寝具など大量に生産されています。
幾種もの生地の中で、最も低刺激で、アトピーや敏感肌の方に好まれているのが綿です。
肌に対してチクチクすることのない柔らかい肌触り、化学繊維と違いほとんど帯電しないため静電気が起こりません。
繊維の中心は空洞になっており、そこに空気がたまるので、外部からの熱を遮り、更に吸水性もあるので、夏は生地が熱くならず、汗を吸収し、冬は体温を外に逃がしません。
また、天然の油分がそのまま残っているので、しっとり感のある独特の柔らかさが特徴です。
ケガの際にされる包帯やガーゼは綿であったことでもわかる様に、肌に悩みを持つ方にとっては、コットンの生きている質感が肌質のように身を守ってくれることが実感されています。
生きているオーガニックコットン
オーガニックコットンの生きている質感は、利用する度に次第に失われ、生地が硬くなり、カビが生えることもあります。
アトピー性皮膚炎の症状が酷いほど生地の傷みも早いです。
それは、肌の代わりとなり、身を守ってくれている、生きている素材ならではのことです。
役目を終えた使い古しの生地は、是非リサイクルしてみましょう。
まずは、食器洗いのスポンジの代わりに利用してみる→傷んだら、次は掃除に→さらにボロボロになったら、最後は細かく切ってから土に還してあげて下さい。
天然の素材なので良い土を作ります。
地球環境、生産者、急増する皮膚疾患にオーガニックコットンの普及は欠かせません。
一年を通して肌を最も守ることができる万能な生地です。
【オーガニックコットンの取り扱い注意】
●漂白・染色をしていない生成りの製品は、生地に黒や茶色のポツポツが見えることがあります。
これは製造工程で取りきれなかった綿カス(綿花の葉や茎)で、害はなく洗濯するごとに減少します。
●自然の色味を生かした製品は、色ムラが生じていたり、日光やお洗濯で色性が変化することがあります。
●生産ロットにより、同色でも色味の違いや、綿実油による特有のにおいが生じることがございます。
●洗濯は洗濯ネットを使用して優しくお洗濯してください。
●蛍光剤入りの洗剤や漂白剤、乾燥機のご使用はお避けください。
●アイテム毎の注意事項につきましては、製品に付いているタグ等をご確認ください。
●タグ等の材質に硬いものが含まれている場合、使用前にご確認の上、不要な物は取り除いてください。
2019年11月下旬、イギリスの海岸で見付かったクジラの遺体の胃の中から、100kgものプラスチックゴミが出てきた報道のほか、ウミガメの鼻に刺さったストロー、ロープに絡まったウミドリやアザラシなどが報道されるようになるにつれ、海洋マイクロプラスチック汚染が世界中で問題になり、レジ袋やストローの利用が見直され始めています。
マイクロプラスチックとは5mm以下のプラスチック片のことをいい、既に地球上のすべての海や大気、水道水、食品、海産物を食べる人間の体内からも検出されるようになり、問題は深刻化しています。
ナイロンやポリエステルを原料とした、8マイクロメートル以下の化学繊維のことをマイクロファイバーといい、マイクロプラスチックに分類されます。
軽くて温かい特徴を持つマイクロファイバーは、ヒートテックの肌着やフリース、タオルや寝具、クロスなど多くに使われていますが、洗濯するたびに繊維が抜け落ちます。
これらの洗濯1回で、最大70万本ものマイクロファイバーが放出されていることが2016年に報告され(英プリマス大学)、毎年50万トンのマイクロファイバーが河川に流出していることが2015年に報告されています。(英エレン・マッカーサー財団)
環境に多大な影響を及ぼすマイクロファイバーから、分解や消化することができるオーガニックコットンの衣類や寝具に替えることで、環境に大きく貢献することができます。
また、農業用の化学肥料もプラスチックでコーティング(被覆肥料)されており、環境だけでなく、作物にも吸収されていることが報告されています。
オーガニックコットンの栽培定義では、化学肥料の使用は認められていません。
マイクロプラスチックは、半永久的に残り続けるため問題は非常に深刻化しており、世界中でマイクロプラスチックの制限や禁止、そして100%回収を目標に取り組んでいます。
一人一人ができることから始めてみましょう!
その他のオーガニックコットン製品はこちらから
■おまけ情報を紹介します