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「メラノイジンは終末糖化産物(AGE)の一種なので体によくない」という誤解

メラノイジンと終末糖化産物(Advanced Glycation End-product, AGE)はどちらも、タンパク質やペプチド、アミノ酸のアミノ基が還元糖により非酵素的に糖化、修飾されることにより生成される最終産物の総称で、この反応はメイラード反応と呼ばれ、反応生成物は食品科学の分野ではメラノイジンと呼ばれ、医学分野ではAGEと呼ばれています。
食品科学分野におけるメイラード反応は、焼く、揚げるなど食品の調理・製造や保存の過程において生じ、コーヒー、醤油、ビール、赤ワイン、味噌のような食品の中にはメラノイジンが多く含まれ、抗酸化作用や活性酸素除去能をもち、食物繊維の様に腸内善玉菌の増殖促進効果を示すなど、身体によい効果を導くことが期待されています。
日本栄養・食糧学会誌では、メラノイジンの多彩な生理機能について次のように報告されています。


一方、1980年代以降、生体内でもメイラード反応が生じることが分かり、加齢によってメイラード反応が進行し反応物が蓄積することから、age(加齢)にちなんで”AGE”と名付けられました。
医学分野では、AGEは糖尿病合併症、がん、アルツハイマー病、加齢関連疾患などさまざまな病態への関与が指摘されています。
生体内でのメイラード反応生成物として有名なのが糖尿病コントロール指標のヘモグロビンA1c (HbA1c) )や糖化コラーゲン(細胞骨格を形成するタンパク質)です。
このように生体内でのメイラード反応生成物(糖化タンパク質)を蓄積して老化を進行させないためには、生体組織の糖化を防ぐこと、すなわち血糖値を上げにくい低GIの食事を摂ることです。
発芽酵素玄米御飯は、体にとって良いメラノイジンの供給源であり、低GI食であることからHbA1cを増やすことなく、腸内環境を改善し、免疫力を高めます。
食品におけるメイラード反応生成物と生体内におけるメイラード反応生成物の身体へのはたらきは全く異なりますので、混同しないように注意しましょう。


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