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放射線育種米でない

食品原料となる農作物や酒、味噌、醤油などの発酵食品の製造に使われる微生物(麹菌や酵母など)の育種(品種改良・新種開発)には、放射線照射を禁止する規定や表示義務がなく、日本で栽培されているお米の品種改良には、放射線が広く利用されています。

放射線育種とは
植物にエックス線、ガンマ線、電子線、イオンビームなどの放射線を照射することにより、遺伝子を変化させたり、壊したりすることで突然変異を生じさせ、形質が様々に変化した突然変異帯の中から有用な形質を持つものを選抜する品種改良法のことを「放射線育種」といいます。
元来、品種改良や新種開発は、自然の中の微量放射線や紫外線の作用、遺伝子の複製ミスなどによって偶然に生まれた突然変異種を長い時間かけて見つけ出し、選抜を繰り返すなどして商品化してきた歴史がありますが、放射線を利用することで、突然変異が発生する確率が1000倍以上高まり、時間と手間を省くことができるといわれています。
しかし、その一方で、放射線育種により育った農作物が人体に与える影響等については未解明な部分もあり、長期的な安全性に懸念を示す声もあります。

放射線育種によって開発された米品種一覧
■レイメイ(1959年開発開始、1966年品種登録): 耐冷性を持ち草丈が低く耐倒伏性を持つ品種です。
■アキヒカリ(1968年開発開始、1976年品種登録):短稈で倒伏しにくい多収性品種ですが、冷害に弱いため、早植えを避ける必要があります。
■ムツホナミ(1970年開発開始、1980年品種登録):耐倒伏性を持つ多収量の品種です。
■キヌヒカリ(1975年開発開始、1989年品種登録):コシヒカリと比較して草丈が短く、耐倒伏性が強い品種。食味もコシヒカリと同程度で、関東地方や近畿地方で広く栽培されています。
■はえぬき(1982年開発開始、1993年品種登録):一粒一粒がしっかりしており、鮮やかな白さとつやがあるのが特徴です。粘りと弾力のバランスが良く、食べ応えがあります。
■ゆめあかり(2000年開発開始、2014年5月品種登録):耐冷性があり、良質で良食味の品種で、青森県で主に栽培されており、安定した収量を誇ります。
■コシヒカリ環1号(2012年3月開発、2015年品種登録): カドミウムの吸収を抑える特性を持つ品種です。
■あきたこまちR(2012年開発開始、2020年品種登録):コシヒカリ環1号を親にして、さらに交配と選抜を繰り返して育成された品種です。
■美山錦: 酒米として利用される品種です。
■雄山錦: 酒米として利用される品種です。
■誉れ冨士: 酒米として利用される品種です。

これらの品種は、放射線照射によって突然変異を引き起こし、特定の特性を持つように改良されたものです。
HIRYUのVEGAN RICEは、放射線育種米でないことを認証基準の1つにしています。


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