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葉酸(ビタミンB9)

1941年に乳酸菌の増殖因子としてホウレンソウの葉から発見された事から、ラテン語で「葉」を意味する「folium」から「folic acid=葉酸」と命名されました。
ビタミンB群に属する水溶性のビタミンで、ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれ、プテリジンにパラアミノ安息香酸とグルタミン酸が結合した構造を持ちます。
体内で還元を受け、ジヒドロ葉酸を経てテトラヒドロ葉酸に変換され、補酵素として働きます。

●DNAの合成や調整に深く関わっており、正常な細胞の増殖を助ける働きがあり、不足すると免疫力が低下します。

●ビタミンB12と共に、血液の赤血球やヘモグロビンの合成に深く関わっており、不足すると赤血球の生成に支障をきたし、貧血、めまい、動悸、頭痛、吐き気などの症状が出ます。

●妊娠中の欠乏は、胎児の神経や脳の生成に異常をきたすリスクがある事から、厚労省は2000年より妊娠を計画している女性に対して、発症リスクを低下させる1日400μgの葉酸を摂取する事を推奨し、2002年からは母子手帳にも葉酸に関する記述がされるようになりました。
アルコールやアスピリン、ピルなどを飲んでいる人は、欠乏しやすくなるので十分な摂取を心がけましょう。

●多くの葉酸サプリが販売されていますが、葉酸に富んだ食事からの摂取は、抗癌作用があるものの、 サプリメントによる不適切な摂取は癌の発生率を高めるとする研究結果が世界中で多数報告されていますのでご注意下さい。

●葉酸を多く含む食品は、レバー、緑黄色野菜、果物ですが、調理や長期間保存による酸化によって葉酸は壊れるため、レバーは適しておらず、新鮮な生の野菜や果物から摂取する事になります。

●体内に蓄える事がなかなかできないので、毎日摂取することが大切であり、通常の食事で過剰摂取になる事もなければ、水溶性のビタミンなので、過剰分は尿の中に排出されるので心配ありません。

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