蜂群崩壊症候群(CCD)について / hiryu,飛竜,酵素玄米,炊飯器,比較,無農薬野菜,玄米菜食,オーガニック,ヴィーガン,ビーガン,ベジタリアン,マクロビ,小麦不使用,玉子不使用,卵不使用,organic,vegan,vegetarian,グルテンフリー,自然食,癌,アトピー,アレルギー

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蜂群崩壊症候群(CCD)

日本では、今も北海道を中心とする北日本でミツバチ大量死が多発しており、水田でカメムシ対策に使われているネオニコチノイド系殺虫剤が原因との結論を畜産草地研究所が出していますが、農業においてネオニコチノイド系農薬についての規制は特に行われていません。
日本は農薬の使用量がダントツです。
更なるミツバチの減少が、植物を減少させ、生態系のバランスを崩し、農作物を減少させ、農業の後退を引き起こし、家畜の餌の高騰から、肉類や乳製品価格にまで影響が及び、食糧危機を招いてしまいます。

【ミツバチ】

ミツバチは、花の蜜を加工して巣に蓄えハチミツにします。
世界に9種類存在し、西洋蜜蜂は全世界で養蜂に利用されています。
日本には日本蜜蜂と西洋蜜蜂の2種が飼育され、採蜜や作物の受粉に広く利用されています。
トマトやピーマンなどのナス科の果菜類は蜜を出さず、特殊な振動採粉を行うため、ミツバチではなくマルハナバチが使われます。
西洋蜜蜂の養蜂は、規格化された巣箱を使い大規模な採蜜が行われます。
日本蜜蜂の場合は、野生集団を捕獲して飼育し、採蜜の際は巣を破壊して搾り取ります。
ハチは全体的に攻撃的なイメージがありますが、どのハチも巣を守るとき以外に、攻撃することはなく、観察をする程度なら刺すことはありません。
特に日本蜜蜂は大人しく、巣の入り口のハチを触っても、手に乗せても刺す事がありません。
ハチが腕にとまる時は、攻撃しているのでなく、ミネラルを集めているそうです。
軽く噛まれるので少しチクチクしますが、じっとしていれば、刺されることはありません。
敵意をもつと、体当たりや体にまとわりついてきたりして、刺す前に合図を送ってきます。
刺されても少しチクッと腫れるくらいで、アレルギーがなければ、心配する必要はありません。
しかし、スズメバチはなんども刺せますが、ミツバチは一度刺すと死んでしまいます。

ミツバチの生態系
●ミツバチの巣(コロニー)は、1匹の女王蜂と、働き蜂、雄蜂の3種類の蜂で構成されています。
●新たな女王蜂が誕生すると、巣では群の分割(分封)が起こり、旧女王蜂は働き蜂を引き連れて、新しい巣を探しに出ます。
この時、女王蜂を護って働き蜂が塊のようになる分封蜂球(ぶんぽうほうきゅう)を作ります。
●働き蜂は、全て受精卵から誕生するメスです。
メスの幼虫は花粉と蜂蜜を食べて育ちますが、働き蜂の頭部から分泌されるローヤルゼリーのみで育てられたメスは交尾産卵能力を持つ女王蜂となります。
女王蜂が事故や寿命などで死んだ場合は、働き蜂が交尾をすることなく、無精卵を産み、すべてオスが誕生し、羽化したオスが他の群れの女王蜂と交尾することで、遺伝子を残そうとするそうです。
●オスは無精卵から誕生し、働き蜂に比べて体と眼が大きいのが特徴です。 巣の中では働き蜂に餌をもらう以外は何もしないことから、雄蜂(おばち)のことを英語で「drone(なまけもの)」と呼びます。
オスは女王蜂と交尾するため、晴天の日を選び、集団で飛び立ち、群れの中へ女王蜂が飛び込んできて交尾を行います。
オスは交尾の際に腹部が破壊されるため交尾後死亡し、女王蜂は巣に帰還し産卵を開始します。
交尾できなかったオスも巣に戻りますが、繁殖期が終わると働き蜂に巣を追い出され死に絶えます。
●女王蜂の寿命は1~3年(最長8年)で、1日1000個の卵を産み続けます。
働き蜂の寿命は最盛期で15~38日、中間期は30~60日、越冬期が140日、オスは21~32日です。
●毒物への耐性は弱く、ショウジョウバエの半分程度しかないことから農薬には非常に弱いことが分かります。

蜜の採集
ミツバチは蜜源を見つけると巣内の垂直な巣板の上でダンスを行い、仲間に蜜源の方向と距離を伝える高次なコミュニケーション能力があります。
この能力を発見したニコ・ティンバーゲンとコンラート・ローレンツは、1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
蜜源が近い場合には、体を振りながら、左右交互に円形を描く「円形ダンス」を行います。
蜜源が50m以上の遠い場合は、太陽の方向を基準に、蜜現がある方向に尻を振りながら直進して、右回りして元の位置に戻り、尻を振りながら直進して、左回りして元の位置に戻る「8の字ダンス(尻振りダンス)」を繰り返し、方角を示し、直進する時に音をだして距離を伝達します。1秒間の音で670mです。
つまり巣板上で右手水平方向に向かって尻を振るような8の字を描いた場合、「太陽を左90°に見ながら飛べ」という合図になります。
花粉や水の採集、分封の時に新たな巣の場所決定に際しても、ダンスにより情報が伝達されます。
蜜を持ち帰った働き蜂は、貯蔵係のハチに蜜を渡しますが、貯蔵係は糖度の高い蜜を優先して受け取り、糖度の低い蜜を持ったハチは待たされます。
こうすることで良い蜜源へ働き蜂を集中させ、効率よく採集します。

ミツバチの巣
自然の状態では、ミツバチの巣は巣板と呼ばれる鉛直方向に伸びる平面状の構造のみからなります。
巣板の数は、自然の状態でも10枚以上になることがあります。
ミツバチは巣板を防御する構造物を自ら作り出すことはせず家屋の隙間や床下などを利用しますが、都市部では巣板がむき出しになった巣もあります。
巣板には、六角柱の穴が平面状に数千個あり、この構造をハニカム構造(honeycomb、蜂の巣の意)といいます。
六角柱は厚さ0.1mmの壁で出来ており、奥行きは10~15mm、底部は三角錐です。
巣板の材料はミツバチの腹部から分泌された透明の蜜蝋で、巣を構成し、巣が使用されるにつれ花粉、プロポリス、幼虫の繭(まゆ)、さらには排泄物などが付着していきます。
幼虫を育てるために使用する穴の奥行きは10~15mmですが、蜜を貯蔵するために使用する穴の奥行きはバラツキが大きく20mm程度に成る場合もあります。

ミツバチによる生産物
●蜂蜜
花から得られる糖分と水分、ミツバチ体内の転化酵素が濃縮された物質。
有史以前から甘味料として利用され、現在では化粧品にも利用されています。
●蜜蝋(みつろう)
ミツバチが体内で合成し分泌する物質(ワックス成分)で、巣をつくる際の構成材料となっています。
中世ヨーロッパでは蝋燭(ろうそく)の主原料でした。
ワックス、油絵具などのメディウム(薄め液)、石鹸、クリーム、口紅、蝋燭などの原料として利用されます。
●プロポリス
西洋蜜蜂は、植物が芽などを保護するために分泌する物質を、働き蜂が花粉と同じように後脚に付けて巣まで運び、巣の接合部位や巣材の蜜蝋の補強材料にします。
抗菌性や抗腫瘍性成分などとして注目され、健康食品として利用されています。
日本蜜蜂は採集しません。
●ローヤルゼリー
働き蜂が体内で合成し、咽頭腺から分泌する物質。
ローヤルゼリーのみで育てられたメスの幼虫だけが女王蜂として成長します。
ゲノム解析により女王蜂と働き蜂のゲノムに違いがないことが明らかになっており、どのメスの幼虫も女王蜂になる可能性を持っています。
●花粉
働き蜂は、幼虫の餌やローヤルゼリーの原料とするため、花粉をだんご状にして後脚の脛節にある花粉かごにつけて運び、巣に蓄えます。
乾燥物が健康食品として利用されています。

日本蜜蜂と西洋蜜蜂
ハチミツを採取する蜂には、日本蜜蜂と西洋蜜蜂がいます。
日本蜜蜂は、北海道、沖縄、離島を除く、日本中に生息している、昔からの在来種です。
1000年以上前から、朝廷などの権力者に献上された記録は残っていますが、大きな養蜂場もなく、採蜜量も少なく、庶民が食べられるようなものではありませんでした。
明治時代になると、ヨーロッパやアフリカに生息している西洋蜜蜂の採蜜量が多いことから、近代的な飼育技術と共に世界中に輸出され、日本にも輸入されてきました。
野生の日本蜜蜂は、環境に変化を感じるとすぐに引っ越してしまうのに対して、西洋蜜蜂は家畜に優れており、採蜜量が日本蜜蜂の5倍以上!
西洋蜜蜂の養蜂場は世界中で増えていきました。
西洋蜜蜂は、単一の花から蜜を集めるのに対し、日本蜜蜂は多くの花から蜜を集めます。
アカシヤ蜜やレンゲ蜜は西洋蜜蜂から採蜜したものであり、日本蜜蜂の採蜜したものは百花蜜と呼ばれます。
海外産のハチミツは蔗糖を添加しているものが多く、国産の西洋蜜蜂のハチミツと比べ、味や風味の少ないことから、国産の西洋蜜蜂のハチミツの相場は3倍ほど高いのですが、ハチミツ全体の0.1%以下と言われている日本蜜蜂のハチミツは、更に相場が3倍ほど高く、まさに朝廷献上の、庶民が食べたことがないハチミツと言えます。
野生の日本蜜蜂は、農薬のある場所から美しい自然を選び移動します。
西洋蜜蜂は、日本ではオオスズメバチが天敵となり、野生化できません。
日本蜜蜂は大人しいハチで、飼育者を攻撃することがないそうですが、スズメバチが攻めてくると集団で囲み、熱を発し、窒息死させるそうです。